2021.01.28

[駅伝]昨年は2位で悔しい全国出場。 今年は大雨の中、うれしい初優勝。

昨年は2位で悔しい全国出場。
今年は大雨の中、うれしい初優勝。

[駅伝] 北大路中学校

11月20日、滋賀県希望が丘文化公園で行われた滋賀県中学駅伝は、男子が甲南、女子は北大路が優勝した。
 5区12㎞の女子は、前評判通り1区は立命館守山の森谷心美(2年)が2位に約30秒差をつけてタスキをつないだ。だが、2区以降は北大路が首位を譲らず、うれしい初優勝となった。

 圧巻だったのは2区を走った植田涼音(1年)。1区の新井叶愛(3年)から3位でタスキを受けた植田は
「先輩から1位で帰ってきてって言われてタスキを受けた。よし、わかった!と思った」と話す。

そして期待通り区間賞の好走を見せ、1位で3区の日生下柚羽(1年)へタスキをつないだ。徐々に雨脚が強くなり、前が見えない難しいレースになったが、4区の岡村愛里花(2年)が粘り強い走りで首位をキープ。最後は5区の新井乃愛(3年)が栄光のゴールテープを切った。

 新井乃愛は「1年生の頃から出場して、やっと優勝できた。昨年は全国大会に出場したけど(開催地枠の)2位だったので…。今年は全国大会がコロナで中止になったけれど、絶対に優勝したかったので本当にうれしい」と話した。

 双子の姉で1区を走った新井叶愛は「今年が中学最後だと思うとレース前は緊張した。いい流れを作りたかったけれど3位になった。悔しくて…。だから、1位で帰ってきてと言葉をかけて、タスキを(2区の植田に)託しました」と振り返った。

 奥村政城顧問は「きっと1位で帰ってきてくれると思った。優勝の瞬間は手が震えました」と噛み締めるように初優勝を喜んでいた。

関連記事