2017.06.01

【ボート】島田隼輔 / 瀬田工業高校ボート部

わずか1年で高校トップクラスに。さぁ世界の扉を開けろ!



5月27日・28日のインターハイ滋賀予選ボート競技(シングルスカル)に出場した瀬田工業高校ボート部の島田隼輔は、圧倒的な強さを見せつけた。3月の全国高校選抜大会では堂々の3位に入った島田は、その1週間後に行われた大会で選抜を制した伏見工業高校3年の遠山秀雄に敗れたものの、その差はわずか0・3秒。「(遠山と)選抜では3秒差あったけれど、翌週には0・3秒差。まだ勝ったことはないけれど、勝てる自信はつきました」と春の軌跡を振り返る。 5月7日にはU19世界選手権日本代表の選考のため、フランス遠征にも参加。この大会では代表に値する選手は生まれず、選考の行方は6月9日開幕の「全日本ジュニア」に持ち越された。



最終の派遣選手候補に残っているのは遠山と島田の2人だけ。全日本で遠山に勝って優勝すれば、8月のU19世界選手権の道がぐっと近づく。「フ ランスの選考会は初めての海外レースで慣れない部分もあった。その中でフランスやスイスの選手も参加していた 高校生年代のレースで優勝できた。そこは一つ自分の中でも自信になっている。遠山さんに勝って、世界に行きた いですね」と意気込みを語った。高校からボートを始め、競技歴1年少々という新星は「レースの後半でもバテない」という強みを生かし、夏の世界切符を手に入れられるか。シンデレラストーリーに期待は高まる。

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