2018.04.07
[バスケットボール]真野北ミニバスケットボール部
男女そろって近畿大会に初出場。裏には"楽しむ"改革があった。
真野北ミニバスの大上武志コーチ代表は 「約4年前は女子が0人、男子も10人ほどの時期があった。 それを考えると男女ペアでの近畿大会(2月下旬)初出場、本当にうれしかった」 と目を細めた。
部員不足を解消するため、4年ほど前に練習方針を変えた。 以前は走るメニューが多かったが、思い切って長年の習慣を廃止。 ウォーミングアップを鬼ごっこにしたり、サッカーをしたり、遊びの要素を取り入れた、いや 「遊びばっかりにした」(大上)。 技術面でも両手ドリブルで股の間を抜くなど遊びたっぷりのハンドリング練習を中心にした。 そして部員たちが両手でボールを扱えるようになったのを機に、ポジションを決めないフリースタイルのバスケに変更。 4月から中学生のキャプテン内明日望(堅田小卒)は 「近畿大会では背の高い相手が多かったけど、自分たちのバスケで3位に入れた。 ハンドリング練習のおかげかも」 と振り返った。
男子も楽しむ方針に変えてから結果が出た。 春と夏は県の決勝に残れる雰囲気ではなかったが、夏以降にハンドリング練習を取り入れるなど遊びの割合を増やした。 その中には 「とにかくカッコいい練習をする」 (大上)という変わった方針も…。 1 on1での"チャラ技"に磨きをかけ、冬の大会で準優勝。近畿大会出場を決めたから面白い。 キャプテン石原海翔(真野北小卒)は 「近畿大会は楽しくて、つい自分で行き過ぎました(笑)。 反省する必要はあるけれど、個人的には強い相手にアタックできていい経験になった」 と笑顔を見せた。
真野北ミニバスケットボール部
Team Profile 約30年前に創設。メンバー54名(男子23人、女子31人)。練習週3日(火17:30~19:30、土・日10:00~17:00 ※変更の可能性あり)。昨年度は女子が県大会で春・夏優勝。冬の第44回スポ少ミニバス大会県大会を勝ち抜き、男女そろって近畿大会に出場。