2019.07.12
[バスケットボール]高穂中学校 男子バスケットボール部
春季初Vで夏へ向けて加速!“青地”で鍛えた脚で全国狙う
高穂中学男子バッケットボール部が、5月の 「第56回滋賀県中学校春季総合体育大会 兼強化練習会」で初優勝した。 昨年1月の 「滋賀県冬季強化練習会」 に続いての県制覇に、夏の全国大会出場への機運が高まっている。
今年のチームは堅い守備が持ち味だ。増子昭宏顧問は 「理想はうちが70点以上をとって、相手を40点台に抑えるバスケ」 と話す。 ディフェンスでリズムを作って、それをオフェンスにつなげるのが大枠のスタイルのようだ。
春季総体では初戦(2回戦)を51-24で突破し、準決勝までの3試合は70点以上を奪い、相手を40点台よりも下に抑えた。 理想に近い戦いで勝ち上がったが、準決勝の彦根中学戦は58-56のわずか2点差という辛勝を強いられた。
キャプテン上野皓貴(3年)は 「彦根中戦は、試合の入りが悪く、ベンチも盛り上がれていなかった。 でも、後半はベンチから盛り上げてくれて3Pシュートやバスケットカウントで流れをつかめた。 コートの5人だけではなく、みんなでつかんだ勝利です」 と振り返る。
この難関を乗り切った高穂中学は、決勝で青山中学に78-45と理想的な試合で勝利した。
だが、追われる立場となる7月の夏季総体は春以上に厳しい戦いが予想される。 しかも、暑さとの戦いもある。 それを勝ち抜くために、5月から取り組んでいるのが”青地”と呼ばれる練習だ。
副キャプテン南口直樹(3年)は「ほんとにキツイ」 と苦笑いを浮かべた後、青地をこう説明する。
「外練習の一つで、往復2㎞くらいの坂を8分ほどで走ります。 夏バテ予防と脚力の強化が狙いですが、ほぼ毎日なのでしんどいです。 でも、青地で弱音を吐くようでは、県や近畿を勝ち抜いて全国には行けないと思っています」
7月中旬の県のブロック大会を入れれば、近畿大会までは約1ヶ月の長丁場となる。 全国大会出場の条件は近畿大会3位以内に入ること。キャプテン上野は 「夏の本番までに、どんなチームと対戦しても自分たちのバスケで勝てるようにチーム力を上げたい」 と話す。”青地”で鍛えた脚力で、全国大会へと駆け上がるつもりのようだ。
高穂中学校 男子バスケットボール部
Team Profile/部員39人(3年22人、2年8人、1年9人)。今年5月の「第56回滋賀県中学校春季総合体育大会兼 強化練習会」にて初優勝。堅守をベースにしたスタイルで頂点に。活動は別だが、女子も春季総体で県3位に。