2026.02.20
世界で戦える選手を育てる。 方針は今年も変わらない。

心から誇れる最高のチーム
昨年7月の「2025 ICF カヌースプリント ジュニア&U23世界選手権」(ポルトガル)に出場した小林陽菜(同志社大学)や中岡誠琉(自衛隊体育学校)ら、世界と戦える選手を輩出している「オーパルオプテックスカヌーチーム」。小学生年代でも隈本優月が全国少年少女カヌー大会(女子カヤックシングル)で優勝するなど、2025年は実り多き1年となった。
なかでも、江口貴彦監督が最も印象に残っている大会が「滋賀国スポ」だと話す。
「滋賀県チームは国スポで2年連続総合優勝を飾りました。オーパルの選手をはじめ、滋賀県ゆかりの選手・スタッフが一丸となり、『めっちゃいいチームにする』『カヌーをもっと有名にする』という共通の目的を掲げ、シーズンを通して紆余曲折を乗り越えながら積み重ねてきた努力が、結果に結びついた一年でした」
その道のりは決して平坦ではなかったという。
「順調なことばかりではありませんでしたが、お互いを支え合い、前向きに挑戦し続ける姿勢がチームとしての結束を強めたと思います。最後は笑顔と涙が入り混じる、心から誇れる最高のチームになりました。あの瞬間に立ち会えたことは、私にとって忘れられない大きな財産です」
これからも世界が舞台
2年連続の国スポ総合優勝に大きく貢献したオーパルオプテックスカヌーチームだが、もちろん終着駅はそこではない。チーム立ち上げ当初から変わらぬ方針は「世界で戦える選手を育てる」こと。江口監督は2026年も世界を視野に入れて選手を育成する構えだ。
「今年は12年連続日本代表の輩出、そしてU23世界大会でのB決勝進出者を出すのが目標です。世界の舞台に挑戦し続けること、それを結果で証明していくことは、私の責任であり、夢そのものです」
積み上げてきた経験を活かし、環境を進化させることで、若い選手たちに国際舞台へ挑める強さを身につけさせる。そんな指導が理想だ。「指導者としても選手としてもすべてを注ぎ込む一年にしたいです」。遠くを見つめるその瞳に、熱いものが宿っていた。








