2023.07.01
激戦の男子50㎏級を制す【柔道】 宮下叶都
柔道個人で参加人数が最も多かった激戦クラスは男子50㎏級。
56人の頂点に立った宮下叶都(能登川)は全5戦を振り返り「オール一本勝ちできてうれしい」と完勝を喜んだ。
伸び盛りの2年生。3月に行われた県新人戦の覇者が決勝の対戦相手だったが、挑戦者の気持ちでひるまず立ち向かった。相手が得意とする捨て身技を警戒しつつ、1分30秒ごろ一瞬のスキを見逃さず繰り出した肩車が鮮やかに決まった。
「決まった瞬間は夢を見ているような気持ち。最高でした」と笑顔が弾けた。
女子の個人は、57㎏級の南橋心晴と48㎏級の南橋一葵(いずれも浅井)姉妹がそろって優勝杯を受け取った。
決勝の延長戦を小外掛け技ありで決めた3年の心晴は「今までは延長戦に入ると心が折れちゃうことが多かったけど、今日は強い気持ちで戦えたのがよかった」。
1年の一葵は試合を重ねるごとにキレのある動きを見せ、
「中学生になって初公式戦だったから初めは緊張でカチカチだったけど、だんだん自分の柔道ができるようになった」と安どの表情を浮かべた。
浅井スポーツ少年団でそれぞれ3歳から競技を始め、柔道に親しんできた姉妹は「これからもっと一緒に勝っていきたい」と意欲を見せていた。