2022.05.10

NTERVIEW 02 ワース・スミス #7 PF WORTH SMITH

レイクスを次のステージへ導く男 チームを転々も、ポジティブに

シーズン終盤の2022年3月に滋賀レイクスターズに加入したワース・スミス。今シーズンは京都ハンナリーズ(6試合)、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(4試合)、B3アルティーリ千葉(4試合)と3チームを渡り歩く難しいシーズンを過ごしてきた。

「チームを変わる度にコーチから求められる役割が異なりますし、プレーのシステムも違います。チームメートの名前も最初から覚え直さないといけない。でも、そういう難しさを言い訳にはできない。常にポジティブに、頭を整理してやるしかない」

とはいえ、そんな境遇だからこその楽しみもあるようだ。

「違うチームやコーチの下で、たくさんの選手たちと仲間になれる。日本でのプレーは2年目ですが、たくさんの人から色々なことを学んでいます。その点はすごくポジティブですね」

ワースを活かすコールプレー

ルイス・ギルHCは彼について「フルコートを走れる、いい3Pシューター。アウトサイドの1対1の能力のある選手」と評す。その言葉通り、レイクスでのデビュー戦となった3月16日の島根スサノオマジック戦では3Pシュート2本を含む8得点をマーク。続く3月19日の古巣・京都ハンナリーズ戦(GAME1)では3Pシュート3本を含む18得点とブレイクし、潜在能力の高さを印象付けた。

まだチーム合流から日は浅いが、もっとフィットすれば面白い存在になりそうな予感が漂っている。「コーチからはフリーの時は自信を持ってシュートを打つように言われています。それがチームの力になることも理解しています。そして自分にシュートを打たせるためのプレーをコーチ陣がコールしているのも分かっています。あとは、そのコールに対してすぐ自分が入れるようになること。頭の整理が追いつかず、一瞬遅れて違うポジションに入ることもありますが、フィットすればもっと違うオフェンスの形を見せられると思います」

5月には再び古巣と対戦する

3月の古巣・京都戦では「普通の試合とは違ってワクワクした」と振り返ったワース。5月4日には、もう一つの古巣である名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦を控えている。「若いレイクスに必要なことはプレーのレベルをコンスタントにすること。しっかりと経験を積めれば、もっと違うチームになると感じています」と話す彼が、2つ目の古巣戦でどんなプレーを見せてくれるか楽しみに待ちたい。

 

ワース・スミス

滋賀レイクスターズ

1993年4月19日生まれ、アメリカ出身。2021-22シーズンは京都ハンナリーズ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、アルティーリ千葉を経て、滋賀レイクスターズへ。198㎝、100㎏。

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