4月から最終学年となる湖国ゆかりの大学アスリートたちに、この1年にかける想いを聞いた。また4月から大学生になる注目の滋賀出身選手も紹介。2022年を熱くさせるのは果たして誰だ。

昨年のインターハイ・ハンマー投で8位入賞を果たした𠮷岡暉人（滋賀学園高校）は、今春から強豪の岐阜協立大学へ進学する。冬場のサーキットトレーニングといった地道な努力を続け、自ら道を切り拓いた。

コロナ禍の2年間は思うような練習が積めなかった。その中で結果を残せた理由は、意外にも私生活にあった。「コロナ自粛期間中は積極的に家事を手伝いました。それで心を整えられたというか、気持ちのコントロールができるようになった気がします」

競技を離れたところでも、競技に活かせる事柄がある。それを知った𠮷岡は「大学では初めての一人暮らしになる。慣れるまで競技との両立に苦戦するかもしれないけれど、その経験がきっと競技に役立つ時がくると思う」と言う。大学4年間での目標は「全日本インカレで活躍し、日本選手権に出場すること」。未知の挑戦が始まる。