2022.01.18

あの時、選手は・・・ #16野本大智

11月の島根戦で日本人最多得点。
次へ歩み始めたルーキー。

トップとの戦いで得たもの

10月最後の川崎プレイプサンダース戦から6連敗と急ブレーキがかかった滋賀レイクスターズ。開幕ダッシュの貯金も使い果たし、11月終了時点で6勝8敗の西地区8位に後退してしまった。
だが、結果とは逆にポジティブな要素が多かった.11月10日のホーム島根スサノオマジック戦後、ルイス・ギルHCはトップチームとの連戦を振り返り「どんな相手でも競り合えた」と手応えを口にした。金丸晃輔や安藤誓哉ら日本代表経験者を擁す島根に対しても、レイクスは残り3分まで勝つか負けるかの互角の戦いを演じた。

この試合で日本人最多の13得点をマークした野本大智も「(天皇杯の)アルバルク東京や千葉ジェッツ、鳥根などB1リーグのトップチームに対して、どの試合もいいところまでいけた」と自信をのぞかせた。一方では「(トップチームにも)今後は勝っていけるようにしていかないといけない」と語ったが、リバウンドやシュートバーセンテージといった課題が明確になった点では、やはり実りある6連敗だったと言えるかもしれない。

気持ちの波は減少傾向

トップチームとの連戦は選手個々の成長も促した。なかでもギルHCが名指しで「次へのステップを踏み出した」と評したのが澁田怜音と野本だった。

島根戦の後、この連戦で個人的に成長した部分を聞くと、野本は「気持ち」と即答した。
「昨シーズンから、ミスが続くと気持ちで引いてしまうところがあった。(10月の)川崎戦でもそこ(気持ちの弱さ)が出てしまった。本気で修正しないといけないと思いましたし、いろんな方からもアドバイスを受けた。だから、この4試合(東京、千葉、鳥根)はしっかりと気持ちを維持し続けようと考えた。それができたことは個人的には大きかったと思います。気持ちの成長がプレーの安定につながるかどうかはわからない。けど、攻めの姿勢が足りないネガティブなターンオーバーとかは、確実に減ると思います」

島根戦の第3Qでは、相手に倒されながらもファウルをもらえない場面があった。それでも野本は気持ちを切らさず。次に訪れた同じようなシチュエーションでは倒されずにシュートを決めきり、雄叫びを挙げた。「気持ちの成長」を強く感じさせる、いいシーンだった。

野本大智

滋賀レイクスターズ

のもと・だいち 1998年6月25日生まれ、群馬県出身。高崎高校、筑波大学。2020-21シーズン途中から特別指定選手として滋賀レイクスターズへ。183㎝、80㎏。

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