2021.12.15

部員100人以上を誇る”軽音部” 今年の選抜バンドは関西 No.1 【軽音楽部】近藤元樹 山村萌愛 塩浜萌々菜

12名の精鋭に滋賀出身3名

大谷高等学校には同好会や生徒会執行部を含めると34のクラブがある。その中で軽音楽部はサッカー部と並ぶ大所帯。2021年度スタート時は学内最多133名を数えた。実力も高く、〝軽音楽の甲子園〞と称される「We are Sneaker Ages(スニーカーエイジ)」で2019年に準グランプリ校賞を受賞。規模が拡大された今年度は関西地区予選を1位で通過するなど例年以上の実力を誇っている。
だが、成長に比例してスニーカーエイジのメンバー選考は厳しくなっている。約100人から選ばれるのはたった12名だ。今年度は滋賀の3名がこの狭き門を突破した。

感謝の気持ちをぶつける

コーラス担当の塩浜萌々菜さんはスニーカーエイジ選抜メンバーに受かったことに驚いたと話す。
「選考では歌唱力や表現力に加え、性格なども見られる。ボーカル合格者は14名中の5名だけ(メイン1、コーラス4)。選ばれて少しびっくりしました」

同じくコーラスの山村萌愛さんは責近藤元樹くん山村萌愛さん塩浜萌々菜さん任感が芽生えたという。
「入部時からスニーカーエイジを目指してきたので本当にうれしかった。でもボーカルに限らず、出たくても出られない部員はたくさんいる。選ばれた私たちはその人たちに恥じないパフォーマンスをしないといけないと思いました」

スニーカーエイジは11月上旬に地区グランプリ大会が行われ、12月に初の全国大会を迎える。〝大谷軽音部〞の看板を背負った戦いはここからが本番だ。

キーボード担当の近藤元樹くんは〝全てをぶつける〞と言う。
「コロナ禍で演奏の機会が減ったけれど、先生たちが密にならないように工夫して学内で演奏できる機会を作ってくださった。おかげで演奏レベルを保つことができました。そういう感謝の気持ちもパフォーマンスに込めていきたい」

選曲はamazarashiの『空に歌えば』。
この一曲に勝負をかける。

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