2018.06.02

[空手]草津市立笠縫小学校/日本正剛館空手道士会 草津道場 渡部空夢

初の全国大会で5位入賞。今年は6人の仲間と共に全国の頂点を目指す!

昨年の 「全日本少年少女空手道選手権大会」 で、滋賀県勢でただひとり上位入賞を果たした渡部空夢(草津市立笠縫小学校5年)が所属するのは 「日本正剛館空手道士会」 の草津道場。 小学3年生までは、県大会でもベスト8止まりだったという渡部の大躍進の影には、この道場の改革が大きく関わっていた。

実は、道場で指導にあたる山本良太郎氏は、2024年に滋賀で開催される国体に向けた選手強化委員会の委員長を務めている。 2年前から、選手層の底上げを狙って、まずは自らの道場の練習時間を大幅に増やした。 月曜日は基本練習、火曜日は音楽を活用したコーディネーショントレーニング、木曜日は京都まで出稽古、金曜日は強化練習、土日は練習試合か出稽古と、多い子であれば週に5日間も練習できる環境を整えた。すると、子どもらの上達は目をみはるものとなり、一昨年は同道場からは0人だった全国大会出場者が、昨年は3人、今年は6人と飛躍的に増えたという。
「全員が同じメニューをこなすわけではありませんが、強くなりたいと思っている子は週5日でも頑張っています。 やはり努力は結果につながりますね」 と確実な手ごたえを感じている様子。

取材日の前日に県大会で優勝し2年連続の全国大会出場を決めた渡部も 「去年の目標だった全国ベスト8は達成できたから、今年は優勝しかありません」 と力強く語ってくれた。 同じ道場内に切磋琢磨できる仲間がいるのも彼が急成長できた要因のひとつ。 仲間らと共に全国の頂点を目指す。

渡部 空夢

草津市立笠縫小学校/日本正剛館空手道士会 草津道場

Profile /わたなべ・くうむ。2007年4月2日生まれ。5歳から兄弟で空手を始める。昨年の夏、初めて出場した「全日本少年少女空手道選手権大会」小4男子組手の部で5位入賞。今年も、5月に開かれた県大会で優勝し、全国への切符を手にしている。持ち味は“スピード”、得意技は“裏回し蹴り”。憧れの選手は荒賀龍太郎(荒賀道場)。

関連記事