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2021.08.20

この春、2度の県高校記録を更新。 自信を深め、いざインターハイへ。

涙のインターハイ初出場

今春に滋賀県高校記録(県高新)を2度更新した選手が2人いる。その一人が女子七種競技の吉田空叶(彦根翔西館3年)だ。吉田は5月の記録会で34年ぶりに県高新を樹立し、6月の春季総体ではその記録を大幅に更新(総合4517点)。難関の近畿大会も突破し、インターハイ初出場を決めた。

「インターハイ出場を知ったのは関東大会の結果が出揃った翌日でした。放課後に村上(拓)先生の顔を見て涙があふれました」

涙の理由は、高校入学前に遡る。

「村上先生から一緒に県高校記録を塗り替えようと言われて彦根翔西館に来ました。その言葉を信じてやってきて本当に塗り替えられた。そして目標のインターハイ出場。いろんなことが頭に浮かんだ」

七種目(100mH、走高跳、砲丸投、200m、走幅跳、やり投、800m)の中で、吉田が得意とするのは100mHと走幅跳。逆に苦手は投擲種目。インターハイに向けて得意種目を伸ばすか、あるいは苦手を克服するか。どちらかを選ぶかと思われたが、吉田の答えはNOだった。

「全種目の平均を上げないと全国では勝負できない。今まで通り均等に練習し、目標の4800点台を出して入賞したいです」
出せば、もちろん今季3度目の県高校記録の更新となる。

狙うのは〝全国の頂点〞だけ

男子400mの森本錬(比叡山3年)は、6月の春季総体に続き、近畿大会でも県高校記録を更新した。近畿を制した47秒19というタイムは今季高校最高(当時)。それでも「納得の走りではなかった」と渋い表情を浮かべた。そもそも狙っていたのは県高新や近畿優勝ではなく「46秒台」。

インターハイ優勝の可能性が高いこのタイムだけを追ってきた。だから、近畿制覇も喜びがなかったわけである。全国優勝を狙える位置にいる森本だが、実は400mは高校から始めたという。ただし、400mに特化した練習はほぼしていないらしい。
「比叡山は100mをいかに速く走るかを追求します。200mや400mは、100mの延長という考え方なので、普段の練習は100mが基本で、400mはあまり走らないです」

その方針もあって、森本は100mや200mでも勝負できる実力を備えている。4×400mリレーに加え、4×100mリレーでもインターハイ出場メンバーに選ばれているのがいい証拠。高校日本一に最も近いのが400mだったというだけだ。

「最近は今までよりもお腹で(体幹を使って)前に進めている感覚がある。近畿では、もっとタイムを出せたと思いますし、インターハイではしっかり46秒台を出したい。うまくハマれば…、46秒台前半、ん〜45秒台を出して優勝できたら最高ですね」

ちなみに高校生で45秒台を記録したのは金丸祐三(45秒47)、加藤修也(45秒69)、為末大(45秒94)というオリンピック経験者の3人だけ。森本が45秒台を出せば県高新どころの騒ぎではないが、実は4×400mリレーではすでに45秒台を体験済み。その感覚を呼び起こせれば、充分に可能性あるということだ。

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