2021.07.10

険しい山を勝ち上がり夏の主役候補に [中学バレーボール]

滋賀県中学校春季総合体育大会 バレーボール競技
[女子優勝]近江兄弟社(3年ぶり6回目)/能登川(4年ぶり4回目) [男子優勝]長浜市立北(初優勝)/仰木(初優勝)

仰木と長浜北が初優勝
今年の男子は群雄割拠


バスケットやサッカーとは違い、バレーボール競技は最終決戦まで行わず、男女各2校が優勝という方式が取られた。女子は前評判通り、近江兄弟社と能登川がそれぞれのトーナメントを勝ち上がって優勝している。全国大会出場をかけた夏季総体も、この2校を軸に争われることが予想される。

読めないのは男子だ。今大会では初日で姿を消した余呉を除き、シード4校が決勝に進んでいる。順当といえば順当だが、頂点に立った仰木と長浜市立北(長浜北)はこれが初優勝。長身選手を揃える守山南やダークホースの栗東西も含め、夏はかなり激しいタイトルレースが予想される。

その中で今回注目したのが男子の長浜北である。トーナメント初戦では全国的に有名な皇子山をストレートで破り、準決勝では瀬田北を撃破。決勝では守山南に競り勝っている。険しい山を勝ち上がった経験は、夏本番に向けて大きな自信になった。

キャプテン中上烈(3年)は「瀬田北戦はチームが暗かったけれど、次の守山南戦の1セット目は声を出して盛り返せた」と振り返る。

目標は全国ベスト16。中上は「昨年は大会中止で呆然とする先輩たちを見た。バレーができる喜びを次は夏にぶつける」と語気を強めた。

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