2021.07.02

塞翁が馬 島田隼輔

塞翁が馬

こんにちは
ボート競技をしている島田隼輔です。

今年度も引き続きレイクス様にサポートしていただけることになりました。
ですので、またこれから1年間エッセイを書かせていただきますので、よろしくお願いします!

昨年度の終わりに「日本代表選考レースがあるので頑張ってきます!」とお伝えして終わりましたので、その結果の方をまず最初にお伝えしたいと思います!

結果は、、、

U23日本代表に選ばれました!

いやー、良かったです!
去年はU23の日本代表が誰も選出されないということがあったので、今年はどうなるのかとヒヤヒヤしていましたが、なんとか日本代表に選ばれて良かったです!

今年は7月にチェコで世界選手権、8月に中国でユニバーシアードという大会があるのでその二つの大会に向けて「いっちょやってやるか!」と意気込んでいたのですが、、、

4月の段階で「ユニバーシアードの延期が決定。」という連絡が届きました。

私は大学の4年間の一番大きい目標がユニバーシアードでメダルを持ち帰るというものだったので、延期の連絡が来た時はとてもショックでした。

「ユニバーシアードの為にこれまでたくさん練習してきたのに、、」
という思いが込み上げてきましたが、7月の世界選手権はまだある予定だったので、

「その大会に向けて気持ちを切り替えて頑張ろう!」

そう思って福井県で行われた合宿も普段の練習も励んでいたのですが、
つい先日7月の世界選手権も参加できなくなったと連絡が届きました。

正直辛かったです。

途中まで組み立てたジグソーパズルをどこかに無くしてしまったような気分でした。

今までの努力はなんだったのかと、この悔しさは誰にぶつけたらいいのかとたくさん悩みました。

そして気づいたことは「スポーツができるという当たり前のことへの感謝」です。

スポーツというのはやらないと死ぬわけではありません。
また私はスポーツでお金を稼いでるわけでもありません。

スポーツは言ってしまえば娯楽なのです。

だから平和で国が安定していて生活に余裕たがなければできません。
平和で安定していて誰でもスポーツができる世の中がどれほど恵まれているのか。
そして、そういった日本を作り上げてきたご先祖さまへの感謝。

そういった今まで感じたことがなかったことにも気づけるようになりました。

塞翁が馬ではないですが、良いことがあれば必ず悪いこともあり、悪いことがあれば必ず良いこともある。

だからこそ、悪いことがあれば、単に悲しむだけでなくて、その出来事を通して何か悟るべきことがあるのだから、失敗しても辛いことがあってもポジティブに生きて行こうと思いました。

この件を通して少しですが成長できました。
これからも前を向いて頑張って行きます!!

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