2021.07.01
西地区6位 クラブ史上2番目に多い23勝で完走
滋賀レイクスターズは2020-21シーズンを23勝36敗の西地区6位で終えた。23勝はB.LEAGUE開幕後の5シーズンでは、2017-18シーズンの24勝に次いで2番目に多い勝利数だ。
主力選手の入れ替えが多く決して下馬評は高くないシーズンだったが、キャプテンの狩俣昌也選手、オフコートキャプテンの伊藤大司選手がチームをまとめ、NBAで実績のあるジョーダン・ハミルトン選手が得点とアシストでリーグ2位に入る活躍で牽引した。
シーズンの終盤は新型コロナウイルスの影響によりリーグ内で中止・消滅となる試合が相次いだが、レイクスではアウェーゲーム1試合が消滅しただけで59試合を消化。チームやフロントからコロナ陽性者を出すことなくホームゲームは全30試合で観客を入れて開催した。
コロナ禍の特別なシーズンに、チャンピオンシップ進出こそならなかったが、多くのブースターとともにシーズンを無事完走した。
5.1(SAT)2(SUN)
AWAY/おおきにアリーナ舞洲 VS大阪エヴェッサ
GAME 1 WIN 84-68
GAME 2 LOSE 80-96
大阪府への緊急事態宣言発令により、レイクスにとっては今季初のリモートゲームとして開催された。GAME1はジョナサン・オクテウスが29得点と爆発。チームで11スティールを奪う積極的な守備で勢いを掴み、その後CSに出場した大阪から今季初勝利を挙げた。
5.5(WED)
HOME/ウカルちゃんアリーナ VSシーホース三河
LOSE 69-82
前節で脚を痛めたアンガス・ブラントが欠場。大黒柱不在で臨んだ最終戦だったが、前半はエースのジョーダン・ハミルトンを中心に得点を重ねリードで折り返す。後半は高さで上回る三河の圧力に逆転を許したが、今季を象徴するように意地を見せることができた。
滋賀レイクスターズは5月17日、ショーン・デニスHCとの契約が今季限りで満了となり、退任することを発表した。デニス氏は2021-22シーズンから名古屋ダイヤモンドドルフィンズのHCに就任する。
デニス氏はB.LEAGUEが開幕した2016-17シーズンに来日し、栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)のACとしてリーグ優勝。翌17-18シーズンに賀レイクスーズのHCの就任し、レイクスとしてはbjリーグ時代を通じて過去最長となる4シーズンにわたり指揮を執った。就任1年目はB1残留プレーオフ出場圏内から最終戦の勝利で脱出する劇的な形で残留決定。2年目も終盤の追い上げで残留を決め、3年目の2019-20シーズンは天皇杯3位、クラブ史上初のB1でのシーズン勝ち越しを決めた。今季も主力が大幅に入れ替わった中でチームを作り上げ、B1でのクラブ史上2番目に多い23勝を挙げた。
退任にあたり、デニス氏は「ここでの4年間での経験を楽しむことができました。昨シーズンはCS出場まであと一歩まできたチームだったがと思います。残念な事にパンデミックが起こり、たくさんの逆境を乗り越えたと思いますが、その夢も閉ざされてしまいました。ブースターの皆様にはとても感謝しております。特にホームゲームでは素晴らしい声援で後押しをして下さりました。チームスタッフ、ボランティアの皆様にも感謝しております。」と惜別のコメントを残した。