2020.10.16

初の決勝進出へ導いた魂の〝まっすぐ〞[水口東高校]竹嶋大星

[特別企画] 最後の1球、最初の1球

初の決勝進出へ導いた魂の〝まっすぐ〞

2020年8月13日(土)皇子山球場。水口東は初の決勝進出を目指して綾羽と対戦していた。この大事な一戦のマウンドに立ったのが左腕・竹嶋大星(3年)。双子の弟・大登が京都・龍谷大平安に進むなか、大星はある思いを胸に地元に残った。

「兄(航志)が水口東で滋賀ベスト4入り。その影響で、僕は地元から甲子園に行きたいと思った」。この準決勝を前に、弟の大登は京都大会で地区優勝を果たしていた。「ここまで来たら勝てよと弟に言われた。負けてられないと思った」。決勝進出を決めた最後の1球は〝まっすぐ〞。

「この一球で決めてやる!と思って投げました」。想いが詰まった魂の1球だった。

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