2019.02.22

RUN&RIDE~もっと遠く~ ビワイチ起点のまち、守山市

自転車を通じて地域を元気に
琵琶湖周辺で急増しているのはランニングを楽しむ方々だけではない。 むしろ〝ブーム〞という意味ではサイクリングの方が脚光を浴びている。 火付け役は3年前にスタートした 「ビワイチ」 だ。 サイクリストの聖地で知られる 「しまなみ海道」(愛媛県今治〜広島県尾道)をモデルに、守山市が中心となって推進してきた観光振興の一つ。〝ビワイチ〞というネーミングからも想像できるように、自転車で琵琶湖一周というのが大まかなコース。 その起点の街として地域創生に取り組んできたのが守山市である。

東京大学自転車部OBの宮本和宏市長のアイデアや人脈を生かし、しまなみ海道の成功例を参考に事業を推進。2016年3月に世界的な自転車メーカー 「GIANT」 の旗艦店(ジャイアントストアびわ湖守山)を誘致し、プロサイクリスト総監修による防水ビワイチマップ発行で話題をさらうなど、滋賀県と協力しあいながらビワイチ普及に努めてきた。

守山市総合政策部 地域振興・交通政策課主任の杉本悠太さんは 「琵琶湖大橋を境に琵琶湖は北と南に分かれます。 守山市は北湖約150㎞、南湖約50㎞の起点になります。 ビワイチサイクリストの旅立ちの起点となるよう、2017年4月に琵琶湖岸公園に 『琵琶湖サイクリストの聖地碑』 を設置するほか、民間企業と連携しながら受入環境整備を進めてきました。今後はビワイチを〝ブーム〞で終わらせるのではなく、自転車の新しい〝文化〞として根付かせていくのが守山市の目標です」

滋賀県が発表した2017年のビワイチサイクリストの推計は年間9万5千人。2015年は5万2千人、2016年は7万2千人とビワイチ人口は右肩上がり。「自転車は環境・健康によく、さらに仲間づくりや生きがいになります。 最近では、ビワイチを通じて仲間が増え、ビワイチ(一周)ではなく、ビワヒャク(のべ百周)を目指して走っている方もいます」 と杉本さん。 しまなみ海道からやってきたビッグウェーブを、日本一の琵琶湖でどう落ち着かせるか。 守山市の挑戦は続く。

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