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2018.06.02

[競歩]中京大学 園田世玲奈

”ぶっつけ本番”で暫定日本記録。競歩のニューヒロインは大津育ち。

「いや〜疲れました」 4月15日の 「全日本選手権50㎞競歩」(石川・輪島)で優勝した園田世玲奈(中京大学4年)は、率直な感想を聞かれてこう答えた。
「練習でも41㎞が最長。50㎞は未知の距離でしたし、ぶっつけ本番で気持ち的にも疲れました」

女子50㎞が国内主要大会で実施されたのは今回が初めて。 園田の優勝タイム4時間31分52秒は、今年12月31日までに更新されなければ初代日本記録として公認される。 そんな快挙の裏側が、ぶっつけ本番だったというから面白い。

園田が陸上競技を始めたのは田上中学1年から。 当時は1500mをメインに競技していた。 競歩に出会ったのは草津東高校1年の時で、最初は 「あの独特のフォームが恥ずかしかった」 そうだ。

高校3年時にはインターハイに出場した。 結果は9位。 2年足らずの競技歴から考えれば上出来だが、園田は 「あと1つで8位入賞。ヒザの痛みが無ければ…って考えると、悔しかった」 と振り返る。

その経験が大学での原動力になっている。 「あの悔しさがあるから、今があると思います」。

大学では10000mや20㎞と高校の2倍以上に距離が延びた。それに合わせて練習量も増えた。「多い時なら10〜20㎞くらい踏み(歩き)ます。 試合も毎月のようにありますし、その中で鍛えられていると思います」 と園田は話す。

だが、全日本選手権は制していても、実は学生女王を決める全日本インカレではまだ優勝経験がない。 「今まで全カレ(全日本インカレ)10000m競歩では5位とか6位とか。 今年9月上旬の全カレは学生最後なので、絶対に優勝したい。 でもその前に、2年連続2位と悔しい思いをしている個人選手権(6月16日・日本学生陸上競技個人選手権大会)もあるので、まずはそこに集中していきたい」。

”50㎞女王”の学生ラストイヤーは、いよいよ佳境に突入する。

園田 世玲奈

中京大学

Profile/そのだ・せれな。1996年9月10日生まれ、大津市出身。田上小学校、田上中学校、草津東高校を経て中京大学(現4年)へ。中学から陸上をはじめ、競歩を本格的に始めたのは高校2年の春から。近畿大会に出場し、だんだん競歩が楽しくなった。高校3年時のインターハイ5000m競歩で9位。大学では10000m、20㎞を中心に練習。今年4月の全日本選手権50㎞競歩で優勝。タイムは4時間31分52秒(現時点での暫定日本記録)

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