2018.05.05

[ラグビーフットボール]石山高校 ラグビーフットボール部(女子)

2019ワールドカップと同年に誕生。湖国唯一の高校”女子”ラグビー部。

来年(2019年)、日本中がラグビーワールドカップの熱狂に包まれる。 大津市が強豪・ウェールズ代表とフィジー代表の公認キャンプ地に選ばれ、湖国のラグビーシーンもじわじわと熱気を帯びてきた。 そんなタイミングに、石山高校ラグビーフットボール部に”女子”が誕生するという情報が入った。 聞くと、本格的に始動するのは来春から。 ただ、今年から部員を随時募集し、動き出すというので取材に訪れた。

近年の、滋賀の女子ラグビーの歩みは2014年に誕生したガールズ(小学生)ラグビーアカデミー「BREEZE」 がその始まり。
彼女らの成長に合わせ、昨年には中学・高校の滋賀県代表候補を選出し、着々と強化が進んでいる。そして湖国初の高校女子ラグビー部誕生…。 男子ラグビー部の上田恭平監督は 「男女とも7人制はオリンピック種目ですし、24年には滋賀国体もある。 石山高校を拠点に女子を盛り上げていきたい」 と話す。

現在、石山高校では週1回、滋賀県代表候補の面々が集まって練習を行っている。 石山高女子ラグビー部員も、人数が集まるまでは彼女たちに混ざって練習する予定で、部員数や選手のやる気に合わせて対応していくという。

取材時、部活体験に参加した黒川花蓮(1年)は 「ラグビーの試合をテレビで観たことはあるけれど、やるのは初めて。 ボールキャッチが難しかった」 と話す。

同じくこの日の部活体験に来ていた中間晴香(1年)は、小学生の頃に 「BREEZE」 に入っていた経験者。 「中学に女子ラグビー部がなかったので陸上部に入っていた。 高校に部ができると聞いて、ちょっと興味があって体験に来ました。 やっぱり楽しい」 と笑顔を見せた。

今はまだ、上田監督が 「一応、選手登録できるから集合写真に入っといて!」 と男子ラグビー部のマネジャー4人に話すと、「えー!!」と彼女たちが驚くような段階。だが、ピンクのジャージを着た滋賀県代表候補メンバーたちが明るいからか、練習の雰囲気はいい。 日本中がラグビーで沸くであろう2019年、”石高女子”がどう発展しているか注目したい。

石山高校 ラグビーフットボール部(女子)


Team Profile /2019年の本格始動を目指し、現在メンバーを募集中。写真は体験入部にきた新1年生2人(前列)と、石山高校男子ラグビー部のマネジャー4人(後列)。マネジャー4人も選手登録をするとか、しないとか。

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