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2017.10.07

[競泳]東洋大学水泳部 大橋悠依

今年の世界水泳は銀。2020東京は”金”だ。

頑張り続けた末の”銀”

7月の世界水泳(ハンガリー)で彦根出身の大橋悠依(東洋大学4年)が200m個人メドレーで銀メダルに輝いた。リオ五輪3冠のホッスー(ハンガリー)を最後まで苦しめた力泳は今も記憶に新しい。 その後もインカレや国体で好成績を残した大橋は、飛躍のシーズンをこう振り返る。
「7月23日の世界水泳から始まって9月の国体まで、長いシーズンだったなというのが正直な感想です。 世界水泳で波に乗れて、インカレや国体などでも日本新だったり、優勝だったり、メダルを取れたり、コンスタントにいい成績を残し続けられた。 振り返ると、すごくいいシーズンだったと思う」

シーズン最後の国体では「自分でも驚き」 と語る100m自由形での優勝もあった。
「本当に優勝は狙ってなくて、2位か3位で表彰台に上がって、滋賀チームに得点を入れられればいいかなと思っていました。 でも、レースの前半を折り返したところで結構いいところにいるなってわかって…、最後にグッと追い込んで、エイッってタッチしたら、勝っちゃいましたね(笑)」

大学1年時に膝を怪我し、2年で貧血が発覚。 そんな苦労を見守ってきた親や関係者たちにとっても、大橋の笑顔が多く見られた、うれしいシーズンとなった。

東京までに勝ち癖(ぐせ)を

大橋は、北島康介ら五輪メダリストを育てた平井伯昌コーチに誘われて東洋大学へ進んだ。きっかけになったのは、草津東高校2年(当時:彦根イトマン所属)の時に参加した 「第5回ジュニアパンパシフィック選手権」。 その日本代表を率いていたのが平井コーチだったと、大橋は振り返る。
「自分のレースがあまりよくなく、午後は暇だったので観客席に座って仲間のレースを眺めていた。そしたら平井先生が前の席に座ってきて…。 ”大学とか考えてるの?”って声をかけてくださった。一つ上の学年に内田美希さん(当時高校3年、元日本代表)とか強い方々がいて、みんな東洋大学に行くのが決まっていた。 で、”君もどうや〜”って(笑)。 その時はなんでこんなすごい人が私なんかに声をかけてくれているんやろうって不思議な感覚でした」

東洋大学では膝のケガや貧血を悩んでいる暇はなかった。慣れない寮生活や練習環境に馴染むのに必死だった。ハードな練習についていくだけで時間は過ぎていった。
「いろいろ厳しい練習はあるんですが、GWや年末の追い込み時期のメニューがヤバくて(笑)。50m+100m+ 50mの1セットを9回もやるんですよ、もう嫌で嫌で仕方がなかったです(笑)」

だが、それを乗り越えたから今がある。 おかげで、東京オリンピックで金メダルという目標が現実味を帯びてきたとも言える。
「東京で金をとるには、前年の世界水泳で優勝を経験しておきたいと思っています。 そこに向けて、来年のパンパシやアジア選手権で、しっかり結果を残し、”勝ち癖”をつけていきたいと思っています」

追う立場から、追われる立場へと一歩ずつ階段を上る。 その頂上に東京の一番高い表彰台がある。

大橋 悠依

東洋大学水泳部

Profile おおはし・ゆい。1995年10月18日生まれ、彦根市出身。佐和山小学校、彦根市立東中学、草津東高校を経て、東洋大学へ。現在4年。6歳から高校まで彦根イトマンで腕を磨いた。2 0 1 7 年の日本選手権では400m個人メドレーの日本記録を樹立。初出場となった7月の世界水泳では200m個人メドレーで銀メダルに輝いた。三姉妹の末っ子。173㎝、55㎏。レース前は嵐やトリプルAの音楽を聴いてリラックスする。

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