2021.05.28
レイクスU15の練習のポイント[根間洋一]
レイクスU15の練習のポイント
10回目の今日は少し角度を変えてレイクスU15の練習のポイント2つについて書いていきます。
認知、予測、判断
1つ目は「認知、予測、判断」。いわゆる考える、考えさせる、と言った思考へのアプローチです。
様々なコーチが選手達に「考えろ!」と言いますが、やみくもに選手に「考えろ!」といってもあまり意味はありません。「考える」とはどういう事なのかから落とし込み、言われたことだけをするロボットではなく自分で考え判断し行動しなければいけません。能動的な選手を目指していくのに必要な「認知、予測、判断」が目まぐるしく求められる練習メニューの中で選手らはアプローチされていきます。
去った3月に行われた全国大会で作季のチームは素晴らしいチームディフェンスを見せてくれました。しかし、チーム練習の中で一般的に行われる基本的なディフェンス練習はほとんど行っていません。状況判断が求められるメニューを継続して行うことで選手自らが考えその時々に必要なローテーションを行い、自然と相手チームにとって嫌なディフェンスを行うことが出来ました。 いかに主体的、能動的にプレイする事が大切かを証明してくれました。
プレイバスケット
そして2つ目は「プレイバスケット」です。これはシンプルに子供達にたくさんプレイさせる、ということです。当たり前だと思われる方もいると思いますが、実は意外と実践されていません。
ユースチームでは誰にでも練習、試合でのプレイの機会があります。
「チャレンジする」ということ事が大前提で、そのようなプレイが見られれば、1年生だろうが何だろうがプレイタイムを得ることが出来ます。プレイする事で個人、チームに対して当事者意識が芽生え、プレイする事で得られた失敗、成功体験をもとに練習がプログラムされていきます。
この2つが大前提となりプログラムされて行くユーズの練習、これからも子供達に取ってより良いものが提供できるようチャレンジしていけたらと思います。