2019.06.07

[野球]新南笠イーグルス(草津市立玉川小学校)

24年ぶりに全国の舞台へ。のびのび野球で“1勝”を!

「マクドナルド・トーナメント高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会」 滋賀県大会が、5月2日・3日に開催された。 優勝すれば、8月の全国大会に出場できる大一番。 制したのは 「新南笠イーグルス」(草津)だった。

 24年ぶりの全国大会出場を決めた要因は 「切れ目のない打線と、3人のピッチャーのがんばり」 だと、桂純一監督は振り返る。 その言葉通り、県大会4試合でうばった得点は19点、相手に許したのはたった1点のみ。 速球が持ち味の投手・大久保航汰主将(玉川小6年)は、1回戦の近江富士ボーイズスポーツ少年団戦に勝利したことで波に乗ったと話す。
 「点が奪えずに苦しんだ。 でも、なんとか無失点で粘れたことが勝利につながったと思う」

 この試合を2-0で勝利したイーグルスは、2回戦を4-1、準決勝は7-0、決勝は6-0と調子を上げて頂点に立った。 コントロールに定評がある投手・杉藤立基(玉川小6年)は優勝した瞬間、「みんなと全国大会に行けるんやと 思ったら、うれしさがこみあげた」そうだ。

 投打に優れたイーグルスだが、普段の練習は打撃練習がメインだという。 5年生投手の小宮颯太(玉川小)は 「点を取らないと勝てないからだと思う」 と話す。

 投手3枚看板を支えるキャッチャー桂健留(玉川小6年)も「今年は個性が違う3人のピッチャーがいるので失点は少ない。 バッティングがカギだからかな」 と半信半疑。杉山豊治代表兼総監督に理由を聞くと、こんな答えが返ってきた。「投手は1日70球までという制限が決まっている。 今年はいい投手が3人揃った。 そこは強みです。 でも、勝つには点を取らないといけない。だから、打撃練習を多くしています。 それに、やっぱり点を取れた方が楽しいですからね」

 方針は「のびのび野球」(杉山代表兼総監督)。 全国でも楽しく、まずは24年前の全国大会で果たせなかった”全国1勝”を目指す。

新南笠イーグルス


Team Profile/今の6年生が42期生。部員34名。今年5月上旬に行われた「マクドナルド・トーナメント 高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会」滋賀県大会で優勝。8月18日開幕の全国大会に挑む。

関連記事