2025.10.09
やはり選手として盛り上げたい
2016年リオパラリンピックに出場した日本を代表するブラインドマラソンランナーの近藤寛子(滋賀銀行)。地元・滋賀での障スポには数年前から専門委員として関わっていたが「やはり〝盛り上げ役〞として私にできるのは、選手として走ることしかない!」と思い立ち、専門委員兼選手という二足のわらじを履いて10月の本番を迎える。
「私は800mと1500mに出場します。本業のマラソンでは、いつも支えていただいている方々との〝伴走〞を皆さんに見ていただく機会が少ないと思います。でも、障スポでは競技場のトラックを走るので、私たちが足を合わせ・腕を合わせ、そして何より息のあった〝伴走〞の芸術を見ていただけると思います。見られているというプレッシャーもあり、ドキドキもありですが、わたSHIGAかがやく1人になりたいと思います。全力で走りますので、楽しみながら応援いただけたら嬉しいです」。
今なお進化を続けているパラアスリートの〝本気〞の走りを見届けたい。
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近藤寛子
滋賀銀行
1966年10月8日生まれ、栗東市出身。栗東高校卒。滋賀銀行所属。自己ベストタイム3時間10分32秒。2016年リオパラリンピックのフルマラソンで5位入賞(3時間23分12秒)。2024年かすみがうらマラソン2位(3時間21分58秒)など。