2025.10.09
〝ママさん〞として挑む初のデフリンピック
長年にわたって日本のデフサッカー(聴覚障がいサッカー)界を盛り上げてきた髙橋遥佳(三陽建設)。自身3度目のデフリンピックは初の日本開催(東京)とあって、気持ちが高まっているようだ。
〈Q〉 自身3度目のデフリンピック。目標をお願いします。
「1回目も2回目もメダルを逃しているので、今回は必ずメダルを獲得します」
〈Q〉 今回は初の日本開催。モチベーションは違いますか。
「これまでの海外開催では日本人の観客が10〜20人程度でした。しかし今回は母国・日本での開催です。多くの方が応援してくださるからこそ、これまで以上に全力を出し切ります」
〈Q〉 今回はママさんアスリートとしての初のデフリンピック。
「ママになっても、メダル獲得という夢を諦めるつもりはありません。身体的な負担は大きいですが、目標があるからこそ苦しさを乗り越えてきました」
〈Q〉 ママさんアスリートとして苦労した点、それをどう克服したかを聞かせてください。
「出産前の体に戻すのではなく、〝マイナスからのスタート〞という覚悟で取り組みました。体重管理、体脂肪の調整、食生活の見直しなど厳しい道のりでしたが、努力を積み重ねて克服することができました」
〈Q〉 読者にメッセージを
「デフリンピックにはオリンピックとは異なる魅力が数多くあります。ぜひ会場に足を運び、さまざまな競技を観戦していただけると嬉しいです。私も必ずメダルを獲得し、日本人としての誇りを世界に示します」
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高橋遥佳
三陽建設株式会社
1997年8月5日生まれ、静岡県出身。静岡県立沼津聴覚特別支援学校高等部卒。今年11月のデフリンピックは自身3度目の出場