2024.11.01

パリパラで大躍進のゴールボール。 滋賀でも熱心に普及活動を実施中。

日本が金メダルを獲得

 今夏に開催された「パリパラリンピック」のゴールボールで、男子日本代表が延長戦の末にウクライナ代表を4-3で下し初の金メダルに輝いた。開催国枠で初出場した東京パラリンピックから3年でつかんだ栄誉。その背景には全国で各々の団体が実施してきた普及活動が一役を買っている。

 滋賀では2015年から守山市を中心に体験会を開き、普及活動が行われてきた。2020年には「滋賀県ゴールボール協会」と名称を改め、ゴールボール元日本代表の西村秀樹さんを会長に据えて活動範囲や内容の幅を広げている。

 副会長の赤渕義誉さんによると「小中高生向けの授業体験会に加え、県内養護学校への出前授業でゴールボールを知ってもらう活動を行なっています」とか。2024年は8月までに2回実施。9・10・11月に計5回を予定しているが、日本代表がパリパラで金メダルを獲ったことで依頼数が増える可能性は高いそうだ。

 また、今年10月19日に希望が丘で開催される京セラのスポーツイベントにも参加予定と着実に普及は進んでいる。
 
 25年10月の「滋賀障スポ」開催時には守山市民体育館でオープン競技として大会を開く予定(10月20日)。赤渕さんは「大人・小・中・高校生のカテゴリー別大会を開催予定です。ゴールボールは視覚に障がいのある方が楽しめるように作られた球技ですが、アイシェードで目を隠すので、視覚障がいの有無に関係なく参加いただけます。年明けから募集開始予定です」と話す。

 パリパラの熱気を滋賀県で。滋賀県ゴールボール協会の普及活動はますます活気が出てきそうだ。

滋賀県ゴールボール協会

2020年5月に守山ゴールボールから滋賀県ゴールボール協会へ。会長は日本代表経験者の西村秀樹氏。21年2月に「第1回ゴールボール滋賀県大会(レイクス杯)」を開催。25年には全国障害者スポーツ大会(滋賀)のオープン競技・ゴールボール大会の成功に向けて活動中。

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