2024.11.01
前田HCを迎えて再びB1へ。 狙うは「勝ち越し」とその先。
「トランジション」がカギ
滋賀レイクスのB1挑戦は10月5・6日の滋賀ダイハツアリーナから始まる。相手は同じ西地区のライバル・大阪エヴェッサだ。そして翌週にはアウェーで初代B1王者・宇都宮ブレックスと戦い、10月19・20日には2022/23シーズンの王者・琉球ゴールデンキングスをホームに迎える。今シーズンは開幕から好カードの連続となる。中でも注目はやはり大阪とのシーズン開幕戦だろう。なぜなら新生レイクスがいよいよベールを脱ぐからである。
今シーズンのレイクスは、2022/23シーズンに長崎ヴェルカをB1昇格へと導いた前田健滋期を新HCに迎えた。33歳と若いが、アルバルク東京や豪州のメルボルン・ユナイテッドといった強豪でアシスタントコーチを務めるなど経験値は高い。その中で導き出した一つのカタチが「トランジションの速いバスケット」だ。
7月の新体制会見では「私が1番好む、バスケットとして1番魅力がある、そして試合に勝つことができる部分では、まずしっかりとディフェンスをすることです。相手に難しいショットを打たせ、自分たちのボールにする。そして展開の速いバスケットをして、アドバンテージのある状況、いわゆる数的優位などの状況を作り出して得点を狙っていく。そこを1番大事にしていきたい」と話している。
また、前田HCの代名詞と言えるのが3Pシュートだ。外国籍選手を含めて全選手が3Pシュートを決められるのが前田レイクスの強み。滋賀県出身の森山修斗は「昨シーズンはどちらかと言えば守備が中心だった。でも、今シーズンは本来のシユーターとして得点が求められている」と話す。
乱暴な言い方をすれば、守備・展開・3Pシュートが今シーズンの三種の神器だ。前田HCは「しっかりとコート上で皆さんを魅了するバスケットを展開します。1つでも多くの勝ちを重ね、そして今シーズンの目標の1つである『全体の勝ち越し、30勝以上」をめざしてやっていきたい」と話す。その第一歩が大阪との開幕戦だ。