2024.09.01
菊池利三監督が解任。J3昇格へリスタート。
“キングカズ“に沸いた東近江
悲願のJ3昇格をめざすレイラック滋賀FCは7月15日に菊池利三監督の解任を発表したJFL第15節を終えて9位(消化数が1試合少ない中で6勝4分け6敗の勝点22)というタイミングでの決断だった。
解任後初の第17節は東広櫛ヘッドコーチが監督代行として指揮を執った。対戦相手のアトレチコ鈴鹿には“キングカズ”こと三浦知良が加入しており、その影響も加味されて東近江市の布引グリーンスタジアムには猛暑日にもかかわらず2,067人の観衆が詰めかけた。
試合はレイラックが開始5分に失点する難しい展開。だが、45分に森本ヒマンがヘディングシュートでゴールネットを揺らし、同点に追いついて前半を折り返す。そして、後半50分に再びリードを許した。それでもコーナーキックの流れから66分に角田駿が押し込んで同点に追いついたレイラックは貴重な勝点1を積み上げた。
1点目を挙げた森本は「今日のゴールはうれしいですが、FWとして今季5ゴールは少ない。もっと得点してチームに貢献したい」と話した。
2点目を決めた直後に喜びを爆発させた角田は「今シーズンはなかなか試合に出られない悔しさがあった。その想いがゴール後に溢れ出ました」と話す。リーグ戦は約1カ月のブレイクを挟んで8月後半から再開される。レイラックは残り14節。一戦必勝で湖国初のJ3昇格をめざす。