2023.07.01
日本一、一択。【アメリカンフットボール】立命館守山中学校
今度は甲子園で勝つ
大学アメフトの頂上決戦である「甲子園ボウル」。その前座で行われる中学生招待試合は、中学生アメリカンフットボーラーの憧れの舞台である。
昨年12月の「第9回日本中学生アメリカンフットボール選手権予選決勝トーナメント」で長浜市立西中学校に48│6で勝利した立命館守山中学校パンサーズは、創部15年目で初めて〝甲子園〞の芝を踏んだ。だが、夢舞台では永遠のライバル関西学院中学部に逆転負け。押淵 毅監督は「今年は甲子園出場ではなく日本一を狙う」と言い切った。
日本一、一択。その目標に向けて、5月14日には「第21回関西中学アメリカンフットボール選手権大会」2回戦(平和堂HATOスタジアム)で長浜市立南中学校と対戦。
34│8という大差で勝利を収めたが、押淵監督は渋い表情で「まだまだです」と振り返った。
「次の準決勝・関学戦(6月11日・関学第3)を前に、2年生の体重の軽さが露呈しました。まだまだ土台作りをやっていかないと関学には勝てません」とはいえ、オフェンスではWR松尾亮佑やRB桐村羚生(共に3年)らの走力を生かし、前半だけで34点をマークした。
50mを6秒3で走る松尾は「前半は自分たちのペースで戦えた。でも、個人的には途中で足がつるなど反省点も多い。春に課題を出し尽くして、修正して日本一になりたい」と話す。
悲願の甲子園制覇へ。湖国の雄は着実にシナリオを進めていくつもりだ。