2023.07.01
春・夏〝全国連覇〟を狙う。【ソフトテニス】山本一輝・森 涼哉
武器はサーブ、そしてIQ
3月に三重県でソフトテニスの「第34回都道府県対抗全日本中学生大会」(男子ダブルス)が行われ、森 涼哉・山本一輝ペア(朝桜中学3年)が参加144組の頂点に立った。
2人は小学校低学年から地元の強豪「蒲生ジュニア」で競技を始めた。昔から仲は良かったが、ペアを組んだのは中学2年の秋が初めて。「それまで組んでいた先輩が引退し、組むことになった」(森)。
今までは森も山本も同じ前衛で組めなかったのだが、今回は山本が後衛に回ってペアが成立した。
春の全国大会では、自分たちでも驚くほど息が合ったという。得意のサーブゲームでは「色々と視点を変えてコースを狙う」(山本)など相手を揺さぶりながら主導権を握っていった。
また「天候や相手の特徴などを見て2人で攻め方を考える」(山本)というIQの高さも活かし、準々決勝では埼玉代表を4│3で制し、準決勝と決勝ではそれぞれ兵庫代表を4│2で倒した。
朝桜中学ソフトテニス部の市野善成顧問は「蒲生ジュニア育ちで、地元国スポのターゲットエイジとして多くの方々からサポートも受けている。部活動では森がキャプテン、山本が副キャプテンとしてチームを引っ張っています。練習メニューも彼らを中心に生徒たちが考えますし、ソフトテニスをよく知っていると思います」と評す。
5月の県中学校春季総体でも頂点に立った森・山本ペア。
今年の目標について「もちろん、夏の全国優勝」と声を揃え、息の合った回答をしてくれた。