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2023.03.01

〝22北京〟落選の悔しさをバネに 「 瞬間瞬間を全力」で挑む日々 藤井源

高校時代から世界へ

フリースタイルスキーのスロープスタイルは、障害物が並ぶジブセクションとジャンプ台で技の難易度を争う採点競技である。
大会毎にジブアイテム(障害物)が異なり、コースの全貌がわかるのは試合前日か当日、つまり選手たちは短時間でコースの攻略法や技の構成を考え、本番に挑まなくてはいけない。
そこがおもしろいところであり、難しい部分でもある。 

中京大学の藤井源(ヤマゼンロックザキッズ)はこの競技における国内トップクラスの選手だ。
近江高校時代の2019年から世界最高峰のFISワールドカップに出場し、今シーズンはFISオーストラリア・ニュージーランドカップで準優勝にも輝いた。
「(オフ期に)昨シーズンの課題でもあった持久力を上げるトレーニングをたくさん積み、自信をつけてシーズンに入れたことがよかったのだと思います」と手応えは充分。
自身初のFISワールドカップ予選通過に向け、調子を上げてきている。

Xゲーム出場をめざす

躍進を続ける藤井だが、その背景には〝ある〞挫折があった。
2022年の北京オリンピック日本代表の落選である。
「出場できなかったことが本当に悔しくて…。次のオリンピックには絶対に出たいと思い、この4年間は瞬間瞬間を全力で頑張りたいと思っています」

 北京オリンピックの出場条件はFISワールドカップで8位以内に1回、もしくは12位以内に3回入るかのどちらかとハードルは高かった。それでも可能性があっただけに、藤井の落胆は大きかった。

4年後の26ミラノ・コルティナ五輪に「絶対に出場する」と誓うのも、北京の悔しさがあるからだが、実は五輪とは別に大きな夢も抱いている。それは「Xゲームに出場すること」だ。
招待選手しか出場できないXゲームはフリースタイラーの憧れの舞台だ。藤井も「オリンピックよりも価値がある大会」と位置付けている。26ミラノ・コルティナ五輪は藤井にとって一つの通過点と言えるかもしれない。
 
得意の高難度エアー「スイッチダブルコーク1260」(後ろ向きジャンプから横3回転と縦3回転)を磨き、ジブセクションの組み立て能力を武器に〝五輪経由〞夢の舞台行きをめざす。

藤井 源

ヤマゼンロックザキッズ

ふじい・げん。2001年10月18日生まれ、守山市出身。フリースタイルスキー/スロープスタイル日本代表候補。立入が丘小学校、市立守山中学校、近江高校を経て中京大学(2年)へ。高校からヤマゼンロックザキッズに所属し、2019年からFISワールドカップを転戦。2019年アメリカ大会30位。2020年はカナダ大会35位、イタリア大会39位、アメリカ大会32位。2022年はFISオーストラリア ニュージ ランドカップ準優勝、FISワールドカップ19位ほか。

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