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2021.05.08

プレーできる喜びと 感謝をコートに刻む 狩俣昌也

1勝できるか不安だった

今オフ。生え抜きの高橋耕陽や佐藤卓磨、前キャプテンの狩野祐介、日本代表のシェーファーアヴィ幸樹、齋藤拓実といった昨季の主力メンバーが次々と移籍した。レイクスに残ったのは伊藤大司と狩俣昌也、そして契約期間が残っていた谷口光貴(現在B2香川ファイブアローズに期限付き移籍中)と前田怜緒の4人のみ。外国籍選手も総入れ替えとなったチームは否が応でも再構築を迫られた。

Bリーグ移行後としては最も難しいシーズン。その中で、レイクス5代目キャプテンに就任したのが在籍2年目の狩俣だった。

「先が見えない中で、正直、1勝できるのかなと思った時もあります。このメンバーで、どういうバスケットになって、本当に勝つことができるのかと不安にもなりました。もしかしたら1勝もできないままシーズンが終了してしまうんじゃないか。それくらいの危機感を抱いていました」

その中で、開幕4戦目( 10月11日)の横浜ビー・コルセアーズ戦で今シーズン初勝利を挙げる。11月には過去にBリーグ連覇を果たしたアルバルク東京から金星を挙げ、12月には初代Bリーグ王者の宇都宮ブレックスにも勝利した。〝1勝もできないんじゃないか〞と思われたチームは、2020年を10勝15敗で終えることになった。

「昨シーズンは試合を重ねるごとに良くなっていった印象がありますけど、今年はよくなったり、悪くなったりの繰り返し。〝一歩進んで二歩下がる〞みたいなチームかなと思います。でも、少しずつですがよくなっている。好転するきっかけの試合がいくつかあって、逆に自分を見つめ直すような試合もいくつかあって…。アルバルク東京や宇都宮ブレックス戦もそうですけど、僕自身は今シーズン最初の1勝(横浜戦)も大きな試合だと思っています」

2021年に入っても、勝ったり負けたりを繰り返した。その中で狩俣が言うようにレイクスは成長してきた。連敗はしたものの、2月の琉球ゴールデンキングス戦では大きな自信を得たと狩俣は話す。

「琉球との第2戦は(レイクスの得点源である)ジョーダン ハミルトンが欠場する中で、全員がハードに戦い相手を苦しめることができました。試合は負けてしまいましたけど、チームとしてポジティブなものを感じられた試合でした。これを継続していけばいいチームになれる。そう感じることができた試合だったと思います」

ホームで勝てない苦しさ

原稿作成の3月28日時点で、レイクスは16勝31敗で西地区7位(10チーム中)にいる。

「開幕前の状況から考えると、よく16勝できたなって思います。でも、自分たちのミスで負けてしまった試合もあったので、それを考えるともう少し勝ち星を積み上げられたのかなとも思います。ただ、選手たちはそれぞれが持っている力を最大限に出し切っていますし、個人的にもレイクスでプレーすると決めた以上は強い覚悟を持って戦ってきました。選手としてのプライドはコートの上で表現しないといけないと今も思っていますし、それは今後も変わりません。ただ、ホームで勝てていない点は心苦しいというか、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

今シーズンのホームゲームでの戦績は5勝20敗(原稿作成時)。〝申し訳ない〞という気持ちは、応援してくれるブースターはもちろん、レイクスに関わる全ての方々に対しても抱いているようだ。

「ブースターさんもそうですし、スポンサーさん、会社のスタッフやメディアの人たち、大きく言えばBリーグ本体や全国の医療従事者の方々もそうですが、みなさんのサポートがあって僕たち選手は今こうやってプレーができています。昨シーズンはコロナ禍でリーグが途中で終わってしまったから、尚更そういう想いが強いです。無事にここまでシーズンを過ごせていることに感謝しかないです。よく選手はプレーで恩を返すと言ったりしますが、その言葉が軽く感じられるほど支えていただいているという実感があります」

今シーズンのホームゲームは残り4試合(予定)。最後は、前キャプテンの狩野祐介や齋藤拓実らレイクスにゆかりのある選手が所属する名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの対戦となる。その後も5月の大阪エヴェッサ戦までシーズンは続くが、やはりホーム最終戦には特別な想いがあるようだ。

「少しかもしれませんが、レイクスを支えてくださっているみなさんと喜びを分かち合えるのは、やっぱりホームでの勝利だと思います。勝つことで少しでも恩返しになったらうれしいですし、全力で勝ちに行きます。感謝の気持ちをコートの上で表現します」

名古屋Dとはプレシーズンゲームを含めると3連敗中。その借りを返す最後のチャンスでもある。

狩俣昌也

滋賀レイクスターズ

かりまた・まさや。1988年4月28日生まれ、沖縄県出身。興南高等学校、国際武道大学などを経て千 葉ジェッツへ。琉球ゴールデンキングス、福島ファイヤーボンズ、シーホース三河とわたり歩き、2019-20シー ズンから滋賀レイクスターズへ。2年目の今シーズンはキャプテンに就任。今シーズン第26節の秋田ノーザ ンハピネッツ戦ではB1個人通算1000得点を達成した。178cm、75kg。

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