2021.02.15

【はばたく】2021注目の滋賀アスリートたち 

【はばたく】2021滋賀アスリートたちの〝現在地〟

約1年延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック大会をはじめ、再びスポーツの機運が高まりそうな2021年。
滋賀アスリートたちはどんな想いでこのメモリアルイヤーを迎えるのだろうか。失望、挫折、再起、希望…。さまざまな感情と向き合ってきたアスリートたちの〝現在地〞、そして展望を追う。

【桐生祥秀】日本一での五輪出場を狙う


2016年のリオ五輪リレー種目で銀メダルを獲得した桐生祥秀。同大会では男子100mにも出場したが、実は日本選手権3位での悔しい出場だった。日本人初の9秒台をマークしたスプリンターが狙うのは日本選手権2連覇からの五輪出場。リオの雪辱は東京で果たす。
Profile/きりゅう・よしひで。25歳。彦根市出身。洛南高校→東洋大学。2020年日本選手権男子100m優勝。

【大橋悠依】日本のエースが初五輪へ


2017年の世界水泳200m個人メドレー銀メダルをはじめ、2018年パンパシフィック個人メドレー2冠(200m・400m)など日本のエースとして活躍している大橋悠依。意外にも五輪出場はなく、リオ五輪は日本選手権3位で逃している。東京では初出場とメダルに期待したい。
Profile/おおはし・ゆい。25歳。彦根市出身。草津東高校→東洋大学。2019年世界水泳400m個人メドレー銅メダル。

【河内光起】世界陸上から次の領域へ


2019年世界陸上4×400mリレー日本代表の河内光起。コロナ禍がなければ、2020年の東京で活躍するはずだった。2020年は練習に制限がかかる中、8月のゴールデングランプリ陸上(東京)の400mでファイナリストに。リレーと個人種目の両方で五輪初出場をめざす。
Profile/かわうち・みつき。23歳。東近江市出身。八幡工業高校→近畿大学。2019年世界陸上4×400mリレー日本代表。

【湯上剛輝】日本記録更新と初の五輪


2018年の日本選手権で日本人初の62m台を叩き出した円盤投の湯上剛輝。当時樹立した62m16の日本記録は2020年3月に堤雄司に更新された。同年10月の日本選手権は56m57で準優勝に終わったが、いい手応えはつかめた様子。今年は日本記録更新と五輪初切符を狙う。
Profile/ゆがみ・まさてる。23歳。甲賀市出身。守山高校→中京大学。2018年日本選手権優勝、アジア大会6位。

【田中健太】レジェンドが挑む初五輪


東京オリンピック出場を決めている日本代表のエース田中健太。2020年9月のオランダリーグ開幕戦で2ゴールを挙げるなど好調をキープしている。11月には母校・立命館大学のコーチを務め、インカレ優勝に貢献。レジェンドが東京でどんな活躍を見せるか楽しみだ。
Profile/たなか・けんた。32歳。米原市出身。天理高校→立命館大学。2018年アジア大会優勝メンバー。

【園田 新】国内最強男が悲願の五輪へ


2020年12月の全日本選手権男子グレコローマン130㎏級で7連覇を達成した園田新。奥村総太(拓殖大学)との滋賀対決となった決勝はわずか1分13秒でフォール勝ち。国内無敵の強さを見せつけた。悲願のオリンピック出場をめざし、2021年3月の五輪アジア予選に挑む。
Profile/そのだ・あらた。26歳。日野町出身。日野高校→拓殖大学。2020年アジア選手権男子GS130㎏級5位。

関連記事