2020.11.24
投擲種目の名門で自分磨き 藤下勇真 花園高校 陸上競技部 [2020の推し]
大会中止や部活自粛などコロナ禍に悩まされた今年。
それでも前進し続けてきた湖国の高校生たちを紹介する。題して「2020の推し」「推し部」。彼ら彼女らの行動が新しい世の中を生きる勇気をくれる。
投擲種目の名門で自分磨き
1年生で円盤投・近畿3位
今年9月に行われた近畿高校ユース選手権で、花園高校1年の藤下勇真が円盤投3位、やり投4位という好成績を収めた。投擲種目の名門として知られる同校にまた一人、スター候補が現れた印象だ。
藤下が陸上競技をはじめたのは中主中学校から。小学生の頃は野球少年だったが「兄が400mを走っている姿がかっこよくて」転向したという。
花園を選んだ理由は「ある時、花園の選手がハンマー投をしているのを見て憧れた。自分も花園で投擲がしたいと思った」そうだ。
だが、ルーキーイヤーの今年は新型コロナウイルスの影響で本格的に部活を始められたのは6月から。それでも、9月の近畿ユースで好成績を収めるのだからポテンシャルはかなりのものだと言える。「高校3年間の間に、インターハイと日本ユースで優勝したい」
京都の名門校で、湖国期待のスロワーがどこまで成長するか楽しみだ。
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藤下勇真
花園高校陸上競技部