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2020.09.18

久々の感触を楽しむ[陸上競技]滋賀県高体連 陸上競技会

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全30競技で高校日本一を決める全国高校総体(インターハイ)が史上初の中止となった。
悲しい、悔しい、何も手につかないなど、さまざまな声が聞かれるなか、インターハイ県予選の代替大会が行われた。
高校3年間の集大成、競技人生のラスト、次のステージに向けた挑戦など、各々がさまざまな想いで特別な夏を迎えた。

7ヶ月ぶりのタータン

7月上旬、滋賀県高体連陸上競技会(記録会)が3日間に分けて開催された。取材に訪れたのは、7月11日。心配された雨もなんとか持ちこたえ、無事に競技が行われた。
 新型コロナウイルスの影響で大会が次々と中止になり、種目によっては昨年の県秋季総体以来という大会参加者も。男・女100mのゴール付近で撮影をしていると「うわっ、脚、重っ!」「全然、走れへ〜ん」といった声が聞かれた。

 公立高校の部活自粛が解除されたのは6月上旬。テスト期間もはさみ、多くの高校生アスリートはほとんど準備期間がないまま大会当日を迎えていた。
 毎年、総合優勝の有力校に名が挙がる草津東高校も条件は同じ。キャプテン伊部智哉(3年)は「200m、400mを走る体力の低下も感じました。それにタータンを走るのも7ヶ月ぶり。感触が戻る前に終わってしまった」と話す。それでも「やっぱり大会は楽しい」と、笑顔も見せていた。

草津東高校陸上競技部 キャプテン伊部智哉(3年)


男子走幅跳で大会(7月11日)最長記録をマークした山本慈喜(比叡山高校2年)


男子1500mで全体1位の記録を出した伴遼典(石部高校2年)


男子円盤投1位の窪田雅史(八幡高校3年)


男子ハンマー投(6㎏)1位の吉岡暉人(滋賀学園高校2年)

きっちり調整する選手も

 そんな中、きっちりと調整してきたのが彦根翔西館高校の面々だ。伊部がライバル視する琴寄晴仁(3年)もその一人。男子400mにエントリーした約60名の中で、1人だけ48秒台の好記録をマークした。
「自粛期間中もフォームを見直したりしていた。10月(開催予定)のU20全国陸上競技大会の参加標準記録も突破できているので、今後はそれに向けてコンディションを上げていきたいです」

 また、男子キャプテンで棒高跳の北尾響(3年)も、大会唯一の4mジャンプ(大会2日目に実施)で優勝を決めた。彼はとにかく跳躍回数をこなし、感覚を取り戻す努力を重ねてきたのだと話す。
「もともと練習では本数を跳ぶタイプ。今回のコロナで跳躍練習ができなかったので、どうしても感覚がにぶりました。6月の練習再開後は1日40本を目安に跳躍を繰り返し、質を高めてきました」

 今回の記録会に臨む選手の姿勢はさまざまだったが、一つだけ共通していたことがある。それは、競技を思い切り楽しんでいたことだ。勝っても負けても最後は笑顔。大会がある日常の大切さを、改めて考えさせられた1日だった。


彦根翔西館高校陸上競技部の北尾響(3年・左)、琴寄晴仁(3年・右)


男子1500m


男子100m


女子1500m


7月11日の女子100mは奥野由萌(彦根翔西館2年/ゼッケン35)が全体のトップタイムをマーク。2位は塩尻真結(草津東3年/ゼッケン95)、3位は中江莉子(草津東3年/ゼッケン102)

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