2020.07.13
2019小・中・高で女王輩出 オーパルオプテックスカヌーチーム
「レイクスサポートチームの2020」
コロナ禍という難局をどのように受け止めているのだろうか。
2019小・中・高で女王輩出
今年度から、選手個人ではなくチームとしてレイクス・スポーツファンドの支援を受けることになったオーパルオプテックスカヌーチーム。数々の実績を残してきたクラブが、昨年度は新たな金字塔を打ち立てた。1シーズンの間に、なんと小学生、中学生、高校生の各カテゴリーで全国女王を輩出したのである。
昨年、真野小6年だった神田仁湖(真野中1年)は、全国少年少女カヌー大会200m(WK│ 1/女子1人乗り)を制した瞬間、「やったー!」と叫んだという。2019小・中・高で女王輩出「大会前に愛犬が亡くなりました。絶対に優勝して金メダルを首にかけてあげる。そう約束して挑んだ大会だったので、優勝できた瞬間にうれしさが爆発しました」
*神田仁湖
安土中3年だった小林陽菜(大津高1年)は、JOCジュニアオリンピックカップ全国中学生カヌー大会500mで、1人乗りと2人乗りの2冠を達成した。
「1人乗りの優勝もうれしかったけれど、2人乗りの方が喜びは大きかったです。ペアを組む子と一緒に優勝を目指してきて、決勝は最初から最後まで一度も抜かれない理想の勝ち方ができた。内容も含め、すごくよかったです」
*小林陽菜
そんな2人が尊敬する先輩が、比叡山高校3年の遠藤帆夏・今西愛依だ。小学生の頃から一緒に切磋琢磨してきた2人。昨年4月のU18日本代表選考会500mで優勝し、見事
に代表の座を射止めた。
今西は「冬場は陸上トレーニングがメインなので、2人で湖上に浮かんだのは大会1ヶ月前。最初はバランスを取ることに苦戦したけれど、そこは昔から一緒に漕いできたので…。お互い冬場にパワーアップしていたので、呼吸があえば後半の伸びが違うと確信していました」と話す。
その言葉通り、選考会は前半に出遅れたものの、後半に追いついて逆転勝ち。昨年度までレイクス・サポートアスリートとして活動していた遠藤帆夏も、このレースで手応えをつかみ、さらに成長を実感。
「昨冬に続き、今年も冬場にパワーアップできた実感があります。新型コロナウイルスの影響が心配ですが、今年はインターハイ優勝、国体2連覇を果たしたいです」
オーパルオプテックスカヌーチームを引っ張ってきた強い先輩がいる。その姿を見て、後輩たちが努力を重ねる。そんな勝者のメンタリティのようなものが、このクラブにはある。
*遠藤帆夏
*今西愛依