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2019.11.29

【高校特集】[陸上競技・走幅跳]洛南高等学校 藤原孝輝

高校生初の8mジャンパーは虎視眈々と”東京”を狙う。

「8m12」という衝撃


 今年8月、沖縄インターハイで衝撃が走った。陸上競技・走幅跳で30年ぶりに高校新記録が塗り替えられたこと以上に、高校生が初めて8m越えを果たしたからだ。

 同種目で88年ソウル五輪に出場している洛南高校陸上競技部の柴田博之監督は「まだ身体も出来上がっていない高校生が8m12。常識では考えられないこと」と話す。

 今年の世界陸上で日本人初入賞(8位)を果たした橋岡優輝(日本大学)が決勝で跳んだ記録が7m97。舞台も環境も違うため比較はできないが、藤原くんの出した8m12という記録はそれくらいの衝撃的な記録ということだ。

 当然、藤原くんが8m12を出した時、会場はどよめいた。「観客が盛り上がりで良い記録だとわかった。その後に8m12と告げられ、嬉しさで頭がいっぱいになった」(藤原くん)

自分を探求する環境

 男子100m桐生祥秀(日本生命)をはじめ、多くのトップアスリートを輩出している洛南だが、特殊な練習を行なっているわけではない。日々の練習は基本動作の繰り返しとシンプル。その中で個々が自分に足りないものを考え、克服していく。探求型スタイルである。

 草津市出身の藤原くんも「この環境が自分には合っているかも」と湖国を飛び出した。そして走幅跳に出会った。
「もともと脚のバネには自信があった。走幅跳を勧められて”やります”と返事した」

 それからわずか1年半で8mジャンパーの仲間入り。しかも、まだ細かいテクニックは伝授されていない逸材は伸びしろもたっぷり。「東京オリンピックの参加標準は8m22。あと10㎝。まず、そこを目指します」。シンデレラボーイ伝説は、まだ序章と言えそうだ。

洛南高等学校

[01] 真の人間教育を目指している

 弘法大師が日本で最初に開いた私学「綜藝種智院」を淵源とする洛南。開学の辞「物の興癈は必ず人に由る。人の昇沈は定めて道に在り」のもと、挨拶・身なり・整頓掃除など基本的生活習慣を大切に、真の人間教育を行っている。
 文化部の活動も盛んで、今年度には囲碁部が全国制覇を達成。中学では約9割、高校でも約7割の生徒がクラブと勉学との両立を図っている。

[02] 国公立大学への進学者が多数

 空パラダイム(高入・内進)・海パラダイム(α・β)のコースを設置。適性と希望に応じた学習指導を行っている。国公立大学への進学希望者が多く大勢の合格者を輩出している。平成31年度は、東京大学13名、京都大学64名、大阪大学28名、神戸大学16名など。

藤原 孝輝

洛南高等学校

Profile/ふじはら・こうき。草津市出身。志津小学校、高穂中学校を経て洛南高校へ。現在2年。中学2年から陸上競技ハードル走をはじめ、高校からハードル走と並行して走幅跳も始めた。110mハードルでは13秒97の近畿高校記録も保持。今夏のインターハイ走幅跳では高校新(U18/U20日本新)記録で優勝。188㎝、60kg。

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