2019.11.15

レイクスウーマンDAY ピンクリボンゲーム

2度目のピンクリボンゲーム

昨年、レイクス初として開催されたピンクリボンゲーム。2度目の今回は10月19日・20日に行われた。ピンクリボンとは、乳がんに対する正しい知識を広め、早期受診を推進する世界的な啓発キャンペーンのこと。選手たちは、この2日間のみと特別なユニホームをまとってプレーした。

ピンクリボンゲームを全面的にサポートしたのは、昨シーズンに引き続いて「加藤乳腺クリニック」。傷跡が目立ちにくい”内視鏡下乳房温存手術”の考案で知られる加藤誠理事長が、2003年に草津市で開院した乳腺科、外科、麻酔科、形成外科を持つ総合クリニックである。

ほかにも「近畿健康管理センター」「ワコール」「CW―X」「レイメイ クリニック」「中山医科器械店」「エーザイ」「ノバルティス ファーマ」「マイナビ滋賀支社」「POLA」がスペシャルパートナーとしてイベントをバックアップした。

試合当日は、女性にうれしいイベントがアリーナ内外で行われた。「近畿健康管理センター」ブースでは自宅でできる触診によるセルフチェックを紹介。「ワコール・CW―X」ブースではピンクリボン検定に参加してもらった方に抽選会を実施。「POLA」ブースでは女性限定のハンドマッサージ(無料)を行った。アリーナの外では、マンモグラフィ検査車両が登場。その場で乳がん検査を受けられた。

 

早期発見なら傷跡は小さい

「検診も目で見る視診や手で触る触診だけではなく、乳房をX線で撮影するマンモグラフィ検査を受けた方がいい」。加藤先生はそう話す。

早期発見ができれば、根治(完全に病気が治る)できる病気だからだ。
「乳がんの腫瘍が1㎝以下で、リンパ節転移が見られなかった場合、根治率はほぼ100%です。だから、定期検診を受けるように勧めています」

マンモグラフィ検査ではごく小さな腫瘍も発見できる。早期発見は根治率を高めるだけでなく、手術の費用も抑えられると加藤先生は話す。
「仮に1㎝以下でリンパ節転移なしの場合、内視鏡下乳房温存手術が受けられるため費用は約100万円で済む。でも、それよりも進行している場合は内視鏡による手術が受けられないケースもある。手術は600万円ほど。マンモグラフィ検査のメリットは、内視鏡手術でほとんど傷がわからないだけではなく、費用面も抑えられるところにメリットがあります」(加藤)。

講習の後には、滋賀レイクスターズと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの試合が行われた。その試合で選手たちが着用したピンクリボンゲーム限定のユニフォームを販売。売上金の一部を日本対がん協会に寄付するなど、広く、深く、乳がんについて考える2日間となった。

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