2019.11.15

【高校特集】[サッカー]比叡山高校サッカー部 清水爽来・吉永陸人

夏200試合を合言葉に強化。初の選手権出場を目指す。

走力+ポゼッション

 1試合平均11〜12㎞。Jリーガー並みの個人走行距離をベースにした比叡山高校サッカー部は、とにかく走る。だが、今年はキャプテン清水爽来(3年)を中心に、ボール保持率(ポゼッション)の高いサッカーへとシフト。清水は「去年まではロングフィードして、走って、フィジカルで勝負みたいなサッカーだった。でも、今年は技術の高い選手が揃っているので、パスをつなぐサッカーを目指してきた」と話す。

 テーマは、走力+ポゼッション。”夏200試合”を目処にとにかく実戦を積み、完成度を高めてきた。

 その中で、5年ぶりに国体出を果たした少年男子の滋賀選抜に吉永陸人(2年)が選出。滋賀選抜のキャプテンも務めた「比叡山でも、国体でも、4―1―4―1システムのアンカー(守備的MF)をやっている。1対1の強さ、視野の広さ、展開力が自分の持ち味です。国体の経験を生かして、選手権予選を勝ち抜きたい」

全国高校サッカー選手権大会に出場すれば、創部初の快挙。決勝は11月16日。冬の主役の座を虎視眈々と狙う。

比叡山高校サッカー部


Team Profile/部員98人。2016年のインターハイ滋賀県予選2位、2019年の同大会ベスト4など近年実力をつけている。昨年のレギュラーが多く残る今年、初の全国高校サッカー選手権大会出場のチャンス。

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