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2019.07.08

熱中症にならないためには?正しい水分補給、最良の予防法

 夏が訪れると必ずニュースで耳にするのが 「熱中症」 の被害だ。 救急搬送者は毎年5万人を超え、記録的酷暑だった昨年は熱中症による死者数が前年の3倍に跳ね上がった。 体の水分不足が主な原因でということはよく知られるが、被害は気温上昇も重なり深刻さを増すばかり。 どうすれば熱中症を予防することができるのか。飲料メーカーのキリンビバレッジで熱中症アドバイザーの資格を持つ清野大樹さんは 「水分補給の大事さを頭では知っているのに、日常生活では特に気にしていない人がほとんど。 正しい対策が大切」 と指摘する。

 熱中症は梅雨が明ける7月に爆発的に増加するというデータがある。 これは気温が急上昇する時期であることもあるが、「7月は体が汗を出すことにまだ慣れていない」 (清野さん)ため、体温調整がうまくできないことが大きな要因だ。 とりわけ、子供や高齢者は熱中症を発症するケースが多く、注意が必要となる。

 また、炎天下でスポーツをすること自体には注意が払われ、積極的に水分補給や休憩を取るようにはなってきたが、意外な落とし穴はスポーツを開始した直後の時間帯だという。 「実は移動している間にたくさんの汗をかいてしまい、十分な水を取らないまま運動をし始めて熱中症になるケースが多い」(同)のだという。

知っているのに、できていない

 では、どうすればいいのか。 それは水分や栄養をしっかり摂取し、睡眠や休養を日頃からきっちり取って体を休めることだ。 当たり前のようなことかもしれないが、これができておらずに熱中症になってしまうケースが現代人には多い。

 水分も無闇に取るのではなく、汗と一緒に体から出てしまう塩分を一緒に取ることが肝心だ。 飲料メーカー各社は厚生労働省が定めた適切な食塩相当量を満たした 「熱中症対策飲料」 を競うように販売している。かつては 「スポーツドリンク」 色の強い商品群だったが、最近では味やパッケージにもこだわり、スポーツ以外の場面でも選ばれるような工夫が凝らされている。

 また、昨今の深刻な熱中症被害もあり、メーカー各社も熱中症対策飲料の普及活動に力を入れている。 キリンビバレッジでは清野さんのような熱中症アドバイザーの資格を持った社員を増やし、地域のセミナーなどで講演を行うなどしている。 行政とも連携し、啓発活動を行っているという。 「正しい水分補給の知識を少しでも頭に入れてもらい、こまめな水分補給をするようになってもらいたい」 と清野さんは呼びかけている。

[今月号の有識者]


キリンビバレッジ 熱中症アドバイザー
清野大樹さん

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