2019.06.14

【SKETCH of 大学スポーツ特集Ⅰ】ターニングポイント②

[陸上競技・男子200m]びわこ成蹊スポーツ大学
吉岡寛暁

”映え筋”目的が功を奏す。

 今年4月の京都学生対校選手権(京都インカレ)で、吉岡寛暁(びわこ成蹊スポーツ大学)が男子200mで初優勝した。20秒70は24年ぶりの大会新。 この記録で6月の日本選手権の参加標準記録も突破。 「自身初の日本選手権は決勝に残りたい」。 層の厚い日本短距離界に割って入るつもりだ。

 吉岡は高校から陸上競技をはじめ、100mを専門にしてきた。 大学でも100mにこだわってきたが、昨年の京都インカレで200mに出るはめになった。 「マネージャーが誤って200mにエントリーしてしまい、仕方なく走ることになったんです」 と吉岡は笑う。

 しかも、たまたま肉体改造とタイミングが合致。 「単に自分の見映えをよくしたかったからですけど…(笑)」

 理由はどうあれ、筋トレのおかげで180㎝67㎏の華奢な身体は11㎏増でマッチョに。”映え筋+うっかりエントリー”が結果的に短距離界の新星誕生につながったのだから面白い。

 だが、もちろん、筋トレだけで速くなったわけではないと吉岡は続ける。 「石井田(茂夫)監督から体の使い方を教わり、工夫してきたおかげ」

 原稿作成時、吉岡の200m国内ランキングは5位。 右肩上がりの青年は、まだまだ日本の陸上を騒がせそうだ。

吉岡 寛暁

びわこ成蹊スポーツ大学

PROFILE/よしおか・ひろあき。1997年10月3日生まれ、京都府出身。南丹高校を経て、びわこ成蹊スポーツ大学へ。現在大学4 年。高校から陸上競技をはじめ、当時は100mを専門としていた。大学2年から200mもはじめ、今年4月の京都学生対校選手権200mで20秒70の大会新もマークした。

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