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2019.05.15

LAKES ATHLETE [それぞれの2020 and more]②

LAKES ATHLETE02[女子棒高跳び]我孫子智美

 

競い合いながら目指す”東京”。今までとは違う五輪挑戦にワクワク。

 
 今年5月1日〜来年6月29日。 東京オリンピックに出場するには、この期間に4m70のハイジャンプを成功させるか、期間終了時点で世界ランキング32位以内に入るか。 「正直、日本人選手にとっては雲の上の話ですね」。 女子棒高跳びの日本記録(4m40)を保持する我孫子智美が言うのだから、とんでもない選考基準と言って間違いない。

 だが、我孫子は落胆していない。むしろ、今までのオリンピック前年よりも「ワクワクしています」と話す。

 「昨年はケガでシーズンを棒に振ったので、5大会の平均で決まるランキングに現時点で私の名前はありません。そのおかげと言うと変ですが、4m40の日本記録を出したのも遠い過去の話だなと思えるようになった。 いい意味でリセットされ、新たな気持ちで挑めるので楽しみなんです」

 ほかにも、ワクワクする理由はある。若手の台頭が著しく、4m10をクリアできる選手が増えてきたからだ。

 「普通ならライバルが多くなるので嫌なんでしょうね。 でも、私が描いているのは、選考レースの終盤まで競い合いながら、みんなでバーの平均値を高めて、最期の最期で私が勝つ…(笑)。みんなで争わないと、私を含め日本人が世界ランキング32位や4m70をクリアするのは無理だとも思います」

 振り返れば、2012年の日本選手権で4m40を跳んでロンドン五輪出場を決めたあたりから、我孫子に勝てる日本人はゼロに等しかった。 少々ケガをしていても負けることはない。 いつしか敵は日本記録と己だけ。 突出し過ぎたゆえの孤独感がずっとあった。

 「高校生が4m10を跳ぶ時代。 私が高校生の時は考えられなかったことです。その中で自分もオリンピックを目指せるなんて。 こんなモチベーションで大事なシーズンを迎えられるのは初めてなので、やっぱり楽しみです」

”東京を集大成”と位置付ける我孫子の目は、いつも以上に輝いている。

我孫子 智美

滋賀レイクスターズ

〈草津市出身〉 光泉高校→同志社大学 2012年ロンドン五輪出場 日本記録保持

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