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2017.09.02

【高校の星SP】ある夏の物語2017④ 反撃の私学[滋賀発]

[サッカー]綾羽高等学校 サッカー部
小西謙太朗・藤田昂陽

10月中旬から始まる選手権予選。”本命”のストロングポイントは…

2013年度以来の全国高校サッカー選手権大会出場を狙う綾羽高校サッカー部。 夏のインターハイ予選は決勝で近江にPK戦で敗れたものの、実力的には冬の優勝候補筆頭に挙げられる。 反撃の狼煙を上げるべく、今夏に取り組んできたのは選手層に厚みを出すこと。 岸本幸二監督は「トップとサブに分けず、トップチームを2つ作って、それぞれがいろんな大会に参加しました。 多くの選手が多くの試合経験を積める環境を作ることで、全体のベースアップを目指しました」 と話す。

これにより、誰がレギュラーでもおかしくないチームになった。 だが、そんな競争力の高い状況で、キャプテン小西謙太朗と左サイドハーフの藤田昂陽(共に3年)は不動の両エース。 2度目の選手権出場のカギを握る2人は、この夏にそれぞれがテーマを持ってさらなる成長を目指してきた。

小西はインターハイ予選を踏まえ夏のテーマを次のように絞った。「県内では研究され、引いて守られる傾向が強い。 それを打ち破るには”ちょっと強い”ではダメだと思い知らされた。 夏は”背後を取る”をテーマに縦のスピードを意識しつつ、攻撃のバリエーションを増やすことを目指しました」

昨年の選手権予選では、大本命と言われながら決勝で野洲に敗れた。 同じ過ちは繰り返さないと藤田は誓う。
「自分たちのミスもあって野洲に流れを持って行かれた。 あんな悔しい負けはもう経験したくない。 でも、逆に2年で出ていた自分と小西は先輩にいい経験を積ませてもらったとも思う。自分たちも後輩にいい経験を積ませられるような試合展開で全国大会に出場したい。 これが自分たちのテーマだと思っています」。
”両翼”が大舞台へ羽ばたく時は近い。

[バレーボール]比叡山高等学校 男子バレーボール部

打倒・近江。春高、視野。

インターハイ予選決勝で王者・近江を苦しめた比叡山。キャプテン今井大星(3年)は「第1セットは緊張もあって自分たちのバレーボールができなかった。でも、2セット目は本来の粘り強さが出せた。近江相手に22点取れ、自信になった」と振り返る。

セットカウント0-2ながら、2セット目は22-25と大接戦を演じた。リベロの大崎友基(3年)も「自分が中心になってレシーブを拾えば、近江相手でも勝機はある」と手応えを得た。あとはみんなで拾ったボールを得点につなげれば、近江を倒せる可能性はある。攻撃のキーマンとなるウイングスパイカーの亀本颯音(3年)は「この夏は筋トレなどでパワーアップを目指してきた。近江のブロックを破るためです」と語気を強める。注目の春高バレー県予選は10月26日に開幕する。

[卓球]近江高等学校 男子卓球部

無念の春。再起を誓う。

春季総体の団体決勝で、近江は最後のシングルスに勝てばインターハイ出場だった。だが、その大事な試合を落とし、近江兄弟社に初の全国切符を渡してしまう。最後のシングルスを落としたのがキャプテン伊藤海生(3年)だ。「2対2で迎え、最後はキャプテン対決になった。いつもは勝っている相手だったけれど、独特の雰囲気に飲まれてしまった。今までの卓球人生に一番悔しい試合になった」(伊藤)。

この敗戦で伊藤のインターハイ挑戦は終わった。ただ、高校3年間を卓球に打ち込むことで選手として大きく成長したと塚本国夫監督は微笑む。
「近江は県内で最も練習量が多いと思います。フットワークを鍛えるためのランニングなど厳しいメニューもある。でも、部のテーマは卓球より前に人としてどう成長するか。中学時代はあまり勝てなかった伊藤が高校では県で優勝する選手になれたのは、人間として成長したからだと思います」

伊藤は、近江で育んだ人間性を大学や社会人で活かすにつもりだ。

[硬式テニス]立命館守山高等学校 男子硬式テニス部

2位死守。反撃はそれから。

1、2年合わせて部員20名。3年 生が引退する前は40名以上の大所帯だった。だが、立命館守山の硬式テニス部は、強化指定クラブではない。練習で使えるコートが40人で1面だけの時もある。ただ、その環境でも工夫次第で強くなれる。春季総体団体2位という結果は、その証明の一つだった。

 

キャプテン奥原久敬(2年)は「コートが1面の時は2チームに分け、交互に練習と体幹トレーニングを行うなど時間を有効に使います」と話す。そんな練習で目指すのは、秋季総体でも2位を守ること。やや消極的に思えるかもしれないが、エース井口瑛心(2年)はこう説明する。「 3年生が引退し、全体のレベルは少し落ちたと思う。現実的に2位はいい目標。その先に王者・光泉への挑戦権があると思っています」。井口は9月16日~の近畿大会(シングルスとダブルス)に挑む。ここで王者に勝つための貴重な経験を積む。

[新体操]滋賀短期大学附属高等学校 体操・新体操部
苗村 安寿華

結果を残したい理由とは

4歳から新体操を始めたという苗村安寿華は、高校1年生ながら春季総体で9位に入った。得意種目はフープで、木村順子顧問は「(苗村は)ジャンプ時の空中姿勢がいい。自分の体をコントロールする力がある」と評す。

普段の練習では新体操で重要な柔軟性を維持するためにストレッチに約1時間を費やす。同時に体幹トレも取り入れ、その後で種目練習に取り掛かる。競技の華やかさに比べて練習は地味だが、苗村は「着地などでこけないための筋力やバランス力を身につけるには地道な練習が大切」だと話す。

10月の秋季大会の目標は「6位」。高校の間に、近畿大会や全国大会などできるだけ大舞台に出たいとも話す。そこにはこんな理由がある。
「新体操は競技人口を少しでも増やしたい。将来は先生になって教えたいと思っていますが、その時にできるだけ自分が高いレベルを経験しておいた方がいいと思っています」

春季9位のリベンジではなく、秋季大会6位という目標は、苗村にとって競技普及の第一歩というわけだ。

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