2021.07.04

開催を信じて走り込んできた日々 高穂中学・水口中学[バスケ]

バスケットボール競技 滋賀県中学校春季総合体育大会 兼 強化練習会
[女子決勝]高穂 75-33 日野[男子決勝]水口 60-47 明富

水口がうれしい初優勝

5月22日のバスケットボール男子決勝は、水口中学が前半に15点リードの猛攻で初優勝を勝ち取った。入江朔也(3年)が「自分たちのバスケができた」と笑みを浮かべた一方で、瀧山翔気(3年)は「しんどいメニューを乗り切ったから…」と何かを思い出し、渋い表情を見せた。

水口には「セブンティーン」という地獄のメニューがあるらしい。キャプテン中瀬誇史郎(3年)は「コートの端から端まで1分間で17本ダッシュ。それを4セット。あれをこなしてきたから決勝でも走り負けない自信があった」と振り返った。

高穂は30年ぶりの女王

走り負けない。その点では30年ぶりに優勝した高穂中学女子バスケ部も同じだ。守備でハードワークを続け、それを得点につなげた高穂は決勝戦で42点差をつけて快勝した。和田芽依(3年)は「オールコートでダブルチーム。高穂の武器を出せた」と勝因を語る。その強みを最大限に発揮するために、松田遥(3年)は「2.2㎞走や坂道ダッシュ、リレーとか、とにかく走ってきた」と振り返る。

昨年はコロナ禍で大会が無くなり、高穂のユニホームで大会に出るのは今回が初だったという。キャプテン関谷葵(3年)は「(春季総体が)開催されると信じて頑張ってきた甲斐がありました」とスマイルをみせた。

 

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