2019.12.20

【ゴルフ特集】Round 4 湖国唯一の高校ゴルフ部

滋賀県唯一の高校ゴルフ部に”小さな巨人”あり
中川怜次[彦根総合高校ゴルフ部]

持ち味はアプローチ サンドウェッジの達人

身長157㎝。彦根総合高校ゴルフ部の中川怜次(2年)は「大会では、だいたい自分が一番小さいですね」と話す。だが、強い。今年10月に彦根カントリークラブで行われた「滋賀県高等学校ゴルフ選手権秋季大会兼 関西高等学校ゴルフ選手権決勝大会 滋賀県予選」で大会2連覇を達成し、滋賀の高校男子で唯一、関西大会へと駒を進めている。

強さの秘密はアプローチの技術。彦根総合高校の指導者たちも「ほんまに上手い」と舌を巻くほど。

中川は「特にサンドウェッジは得意です」と話す。微妙な力加減やボールへの回転などを計算し、カップに寄せる技術が高いようだ。
「昔から繊細な技には自信がありました。でも、憧れているのは身長の高いダスティン・ジョンソン選手(アメリカ)。彼のようにドライバーでボールをかっ飛ばせたら気持ちいいだろうなと思いますね」

ダスティン・ジョンソンは身長193㎝。15年シーズンには平均飛距離317・7ヤードという記録で1位に輝いている。ツアー屈指の”飛ばし屋”だ。”小さな巨人”中川が、真逆に近い存在に憧れているというからゴルフはおもしろく奥深い。

余談はさておき、県内トップの中川だが、今年11月の関西大会では48位タイで予選落ちとなった。課題は体力面だと話す。
「(全国6位入賞を果たした)中学時代は重いキャリーバッグをカートで運ぶ大会が多かった。でも、高校では自分で担いでラウンドしないといけない。後半はその疲れが出て集中が切れることがある。全国大会に出て結果を残すには、体力強化が必要だと思います」

余談はさておき、県内トップの中川だが、今年11月の関西大会では48位タイで予選落ちとなった。課題は体力面だと話す。
「(全国6位入賞を果たした)中学時代は重いキャリーバッグをカートで運ぶ大会が多かった。でも、高校では自分で担いでラウンドしないといけない。後半はその疲れが出て集中が切れることがある。全国大会に出て結果を残すには、体力強化が必要だと思います」

中川 怜次

彦根総合高校ゴルフ部

Profile/なかがわ・れいじ。2002年10月30日生まれ、長浜市出身。びわ南小学校、びわ中学校を経て彦根総合高校へ。祖母や兄・姉の影響で小学2年からゴルフを始めた。小学5年から大会に出場し、中学3年時には全国6位、西日本3位に。高校生としては「滋賀県高等学校ゴルフ選手権秋季大会 兼 関西高等学校ゴルフ選手権決勝大会 滋賀県予選」を2連覇中。157㎝、53㎏。

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