2024.07.01

跳ぶメガネ。いざパリへ。

INTERVIEW

 メガネがトレードマークである走高跳の瀬古優斗(滋賀県スポーツ協会/FAAS)が、いよいよ悲願のオリンピック出場へ向けてハイジャンプする。

〈Q〉パリオリンピックに出場するには?

「233㎝の参加標準記録をクリアし日本選手権3位以内。もしくはワールドランキング32番以内かつ日本選手権で他のランキング上位選手より高い順位で終えること。日本選手権での順位が大事になります」

〈Q〉パリに向けた取り組みは?

「助走を常に同じリズムで安定させ、1回目でバーをクリアすること。同時にクリアランスや下腿の強化であと数㎝を稼ぐことです」

〈Q〉今シーズンの手応えは?

「5月3日の静岡国際で215㎝を跳んだ時、今までになく全てがスムーズに上手くいった感覚がありました。浮きも+10㎝は余裕があり、230㎝への可能性も感じた。230㎝まで余力を残したまま挑戦できるだけの力が必要だと思います」

〈Q〉日本選手権の意気込みは?

「必ず3番以内に入り、パリへの出場権を掴み取る。昨年のブダペスト(世界陸上)を逃したリベンジです」

瀬古 優斗

滋賀県スポーツ協会/FAAS

せこ・ゆうと。大津市出身。草津東高校、中京大学、滋賀レイクスターズを経てフリーに。2023年には第107回日本陸上競技選手権大会5位、第36回南部忠平記念陸上競技大会優勝、第71回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会優勝、Yogibo Athletics Challenge Cup 2023優勝などの成績を残した。今年の第11回アジア室内陸上競技選手権大会2位。

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