男子は落合晃に注目！

　男子800mは高島市出身の落合晃（駒澤大学）に注目だ。落合は滋賀学園3年だった昨年の日本陸上で大会新をマーク。惜しくもパリオリンピック出場とはならなかったものの、続く7月のインターハイで1分44秒80の日本記録を樹立。その結果をもって第20回U20世界陸上競技選手権大会の代表に選出され、本戦では3位入賞を果たした。

　日本のトップランナーへと駆け上がった湖国の星は、虎視眈々と〝世界切符〞を狙う。

女子は西田有里に期待

　昨年の日本陸上で日本記録を樹立した久保凛（東大阪敬愛高校）に注目が集まる女子800m。その対抗馬の１人として期待されるのが西田有里（立命館大学）だ。

　草津東高校の頃にはインターハイ800mで2年連続2位、国体で2年連続優勝に輝いた実力者。大学1年だった昨年は4月の「第21回U20アジア陸上選手権大会」800mで優勝も果たしている。久保が日本勢初の2分切り（1分59秒93）をしたことで西田の活躍がやや霞んだものの、今年の日本陸上で一気にヒロインの座を奪う可能性は充分にある。