2025.03.01

〝野洲モデル〞を築きたい

 中学生年代を中心に全国で部活動の地域移行が進む中、野洲市バスケットボール協会では「野洲市バスケットボールスクール U-15」を開くなど積極的な活動を見せている。2024年は市内在住の小学6年〜中学3年の男女を対象にバスケットボール教室が毎月2回(主に第 1・2火曜)程度実施された。 市協会は「レイクスターズファンドで助成いただいた原資を元に、県内外から指導者を招集しました。普段とは違った指導を行っていただき、新しい風を吹き込むことができ感謝しています。

 また、昨年度から中学生だけでなく小学6年生も対象としたことで、中学校に進学しても継続してスクールに参加してくれるようになり、参加者は1回に25人ほどとかなり伸びました。とはいえ、野洲市内には対象者が150人ほどいると把握しておりますので、まだまだ十分ではないとも考えています」と成果と課題を挙げた。
 
 25年度の最大ミッションは「土・日・祝も部活動の受け皿になること、土・日・祝を合わせて月4回ほどスクールを実施したい」と言う。「野洲市に住む子どもたちにとって望ましい環境を築いていくために、市各課や総合型スポーツクラブとの連携を密にし〝野洲モデル〞を作り上げるため今後も尽力していきたい。

 そして、野洲市バスケットボール協会がモデル事業として先行することで、市内の他競技にもノウハウの提供ができればよいと考えております。そのことがバスケットボールだけでなく、様々なスポーツや文化芸術活動の充実につがり、その先には『野洲市で子育てしたい』と思ってもらえるような街にもつながっていくと信じています」と力強く語った。今後の〝野洲モデル〞の広がりに注目・期待したい。

野洲市バスケットボールスクールU-15

野洲市の子どもたちの健全育成のため、中学校区の垣根を越えて大人が連携して活動。地域で子どもたちを育て、地域社会の活性化をめざす。

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