2024.03.01

仙台大学漕艇部のコーチに就任!滋賀での経験を活かし母校再建へ!

恩師からのオファー

2021年12月から滋賀レイクスターズの所属アスリートとして活動してきた岡田遼太(ボート競技)が、トップアスリートとしての現役を引退し指導者の道へ進むことになった。

琵琶湖で得たもの

岡田が選手生活の中で最も印象に残っているのは、21年と22年の全日本選手権だという。大学を卒業した岡田は社会人1年目で会社を辞め、無所属選手として過ごし、岡山で孤独に練習をしていた。無所属で人生どうなるか不安な時に、戸田漕艇場で行われたお花見レガッタというローカル大会に出場し、シングルスで優勝。三重県スポーツ協会への道が開け、自信にもなった。そして、2021年の全日本選手権3位が滋賀レイクスターズにつながり、所属選手として22年には全日本選手権で3位に入ることになる。21年と22年の全日本選手権は人生のターニングポイントになるレースだった。滋賀レイクスターズの所属選手になった岡田は、通常業務と練習に加え、レイクスロウイングクラブで小学生たちの指導にも関わった。「自分の言った何気ない言葉で、子供たちが大きく変わる瞬間を目の当たりにしました。面白いなと感じていましたし、選手以外ならコーチしかないと思うようになりました」琵琶湖で過ごした約3年間は、次の人生につながるきっかけを得た日々。「忘れることはない」と話す。滋賀レイクスターズを彩った所属選手の新たな挑戦にエールを送りたい。

岡田遼太

滋賀レイクスターズ(ボート競技)

1996年3月20日生まれ、島根県出身。仙台大学、三重県スポーツ協会を経て2021年12月から滋賀レイクスターズ所属選手に。2024年度から母校・仙台大学のコーチへ。2016年全日本選手権 男子舵手付きフォア優勝、2021年全日本選手権 男子シングルスカル3位、2022年全日本選手権 男子シングルスカル3位、2023年朝日レガッタ男子シングルスカル優勝など。

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