2023.07.01
1年生で唯一の13秒台【陸上競技】 向井瑠海
強風じゃなければ…
レースコンディションはマイナス5.2。
強烈な向かい風の中で行われた春季総体の女子100m(1年)は、向井瑠海(立命館守山)が13秒78で優勝した。
1年生女子の中で唯一の13秒台だった。向井は近江八幡市立金田小学校6年生だった昨年、第38回全国小学生陸上交流大会の6年女子100mで6位入賞を果たしている。
今回の決勝も前評判通りの会心の走りに見えたが、レース後の向井に笑顔はなく「風、強かったですね」と淡々と話した。
それでも13秒78は立派なタイムだ。
「ん〜。自己ベストは13秒12。自分では12秒台も見えていましたから。今日は12秒台を出すつもりで来ていたので。風がなければ…」。
12秒台を出せば中学1年の大会記録(13秒03/吉野史織)も更新できていた。自信があっただけに悔しい結果だったのかもしれないが、同学年ではやはりズバ抜けて速かった。