2022.09.05
【インターハイ2022】昨年の優勝メンバー3人も気持ちは〝チャレンジャー〞 大津商業高校アーチェリー部
今年も笑顔で頂点へ
昨年のインターハイ女子団体で6年ぶりの優勝に輝いた大津商業高校アーチェリー部。シュートオフによる延長戦にもつれこんだ準決勝の死闘、そして決勝での完勝は記憶に新しいところだ。
その優勝メンバーのうち3人が残っている今年は大会連覇の期待がかかっている。原田愛実(3年)が「ほぼ同じメンバーで大会に出場できる点は有利だと思う」と話せば、勝見 麗(3年)も「今年も笑顔を絶やさず、V2を達成させたい」と意気込む。
だが、キャプテン塩見茉央(3年)は2人とは思い入れが少し異なる。昨年はリザーブ選手としてサポートに回った苦い経験があるからだ。「優勝はうれしかったけれど試
合に出ていない悔しさもあった。今年は試合に出て優勝したい」。
新メンバーは2年生の中川茉穂。弓を引くパワーは同学年で全国トップという逸材だ。「昨年、先輩たちが優勝トロフィーを持ち帰ったのを見て、自分ももらいたいと思った。連覇に貢献してトロフィーを掲げたいです」
今年の優勝候補に名を連ねる大津商業だが、本命は近畿大学附属だという。全国から有力選手を募る強豪をどう攻略するか。
中井貴久監督は「連覇がかかっていますが、近大附属が強いのは分かっているので良い意味で気負いがない。おごりもない。しっかり練習も重ねた。あとはチャレンジ精神で挑むだけです」と話す。
7月下旬の近畿大会では個人戦でキャプテン塩見が優勝。団体戦では予選と決勝で近畿大学附属に勝利して優勝している。奇策は不要。真っ向勝負で頂点へと駆け上がるつもりだ。